お買い物映画 ゾンビ

ゾンビ(ディレクターズカット版)

ゾンビが怖いのでショッピングモールに籠城したらひどい目に遭う話

制作年 1978年
制作国 イタリア/アメリカ
監督 ジョージ・A・ロメロ
脚本 ジョージ・A・ロメロ
上映時間 139分
出演
ケン・フォリー
ゲイラン・ロス
デビッド・エンゲ

だいたいのあらすじ

アメリカの各地で死者が甦り、人間を襲っており、事案が発生してから3週間が経過していました。
死者(ゾンビ)に襲われた人間も死亡後にゾンビになるので、ゾンビの数は増える一方で、政府も対応に追われていました。

各地のTV局も変化する事態に対応できず、混乱を極めていました。
フィラデルフィアのTV局に努めるフラン(ゲイラン・ロス)も缶詰状態で、最新の避難場所のリストが手に入らず、頭を痛めていました。
フランの局に招かれた専門家は死体の脳を破壊すするか首を切り離すかするとゾンビ化を止められると主張しています。
彼女の局では職員が次々と職務放棄し、退散していました。

責任感の強いフランは残って放送を続けようとしていましたが、恋人のスティーブン(デビッド・エンゲ)にヘリで逃げようと誘われます。
同僚の後押しもあり、彼女はスティーブンのヘリに同乗することにしました。

SWAT隊員のロジャー(スコット・H・ライニガー)は凶悪犯を包囲する任務に就いていました。
凶悪犯を発砲し、包囲を強行突破しようとし、ロジャー達は突入します。
建物の中にはゾンビがおり、SWATも襲われて被害を出し、あまりの地獄絵図に自害してしまう同僚も出ました。
ロジャーは同じSWATのピーター(ケン・フォリー)と知り合います。
ロジャーはスティーブンの知り合いで一緒に逃げ出す予定だったので、ピーターを誘います。
その頃、建物内にはゾンビが溢れ、収集が付かなくなっていました。
改めて見てもゾンビが秀逸ですね。

ロジャー達が話していると片足の神父が現れ、地下に遺体が沢山あるので処理してほしいと頼まれます。
地下に向かった二人はゾンビのお食事会を目撃しました。
二人は片っ端からゾンビの頭部を狙い撃ちして倒しました。

スティーブン達はヘリに燃料を補給し、ロジャーを待っていました。
そこにパトカーでロジャーとピーターが駆けつけ、ロジャーはピーターも乗せてほしいとスティーブンに頼み込みます。
4人乗り込んだ所でヘリは出発しました。
スティーブン達がヘリで下を見ると郊外にもゾンビが集まっており、州兵や自警団がゾンビ退治をしていました。
彼等はハンティング感覚で楽しそうにゾンビを狩り立てています。

スティーブン達が途中で立ち寄った給油所にもゾンビがいました。
ピーターは子供のゾンビに襲われ、辛い気持ちで射殺しました。
スティーブンは射撃が下手なのにライフルを持ち出し、ゾンビを撃ちますが、倒せません。
彼は射撃に夢中になってしまい、射撃線上にピーターがいるのに声もかけずにゾンビに発砲します。
ピーターは下手をすると死ぬところだったので、スティーブンに銃を向けて「怖いだろ」と諭します。
二人の仲は少し険悪になりました。
ロジャーを襲おうとしたゾンビはローターで頭を切断して自爆してました。有名なシーンですね。
これはスティーブンが悪いと思います。ひと声かけろと。

移動中に巨大なショッピングモールを発見した彼等は物資の補給と休養のために降りてみることにしました。
中は自家発電らしく電気が通っており、物資も豊富に残されています。
モールの中にもゾンビが多少いるようでした。
四人は最上階の倉庫のような所で休むことし、食事や休息を取りました。

倉庫内の物資だけでは満足できなかったピーターとロジャーはモールの中に突入して行きます。
まずは管理室で各店舗のカギとトランシーバーを拝借し、店内の電源を全部入れました。
店内には陽気な音楽が流れ、噴水が吹き出し、エスカレーターが動き始めました。
ギャグシーンがあり、ガンジーゾンビもいますね。

二人は沢山いるゾンビを殴り倒しながら突破し、売り場に突入しました。
彼等は買い物と称して、運びきれる分だけ好きな物を手に入れます。
その後、下のフロアでゾンビを引き付け、上のフロアで戦利品を運び出すという手筈にします。
作戦はうまく行ったので、ひとまず階段の近くまで戦利品を運びました。

その頃、よせばいいのにスティーブンが二人を追って来てゾンビに襲われ、なんとかゾンビを倒していました。
彼は倉庫への階段の方へゾンビを誘導してしまいそうになり、ピーターに止められます。
ピーターとスティーブンは売り場に戻ります。
スティーブンはヘリだけ運転してればいいと思います。邪魔。

その後、彼等は3人で陽動作戦をやり、下のフロアで騒いでゾンビ達をおびき寄せます。
思ったよりゾンビの数が多く、どうやって倉庫に戻るか思案します。
倉庫に繋がる階段に戻る際に姿を見られるとゾンビが倉庫までついてきてしまうからです。
スティーブンが図面を提示して、ダクトを通って階段の近くまで出ようと提案し、3人は調べてみることにしました。
3人の誘導する際のイカれ具合が素敵です。ゾンビの皆さんも個性的ですね。

3人はエレベーターシャフトの上にダクトを見付けます。
ピーターはスティーブンを褒め、二人の関係は少し良化しました。
作戦はうまく行き、ダクトを通った3人は階段の近くにショートカットしました。

一方、倉庫で待っていたフランの元にガンジーゾンビが迷い込みました。
彼女は発煙筒で応戦しますが、効果が薄く捕まりそうになります。
そこにピーター達が戻ってきて物音を立てないようにガンジーゾンビを倒しました。
ガンジーゾンビファンの方には残念なお知らせですが、彼はここで退場です。
残念ですが、仕方ありません。これからも頑張っていきましょう。

彼等は戦利品のTVを見ますが、放送はありませんでした。
ラジオをつけても避難所のことを繰り返し放送しているだけでした。
ピーターがフランの顔色が悪いと心配すると彼女は妊娠4ヶ月だとスティーブンが答えます。
ロジャーは病院を探そうと言いますが、ピーターは安全だからしばらくここに居た方がいいだろうと言いました。

フランとスティーブンは別室で話し込み、フランは早くカナダに行きたいと不満をぶつけます。
しかし現実問題としてカナダまで飛ぶには燃料が足りず、政府も頼みにはならないのでした。
この人達は本当に普通の人達なんですよね。それぞれ長所も短所もあって面白いです。
ロジャーが一番中庸的でしょうか?

男達はモールを要塞化する計画を立てていました。
彼等の足手まといになりたくないと考えたフランはヘリの操縦を覚えたいし、射撃も練習すると宣言するのでした。

ピーターとロジャーで大型トラックを店の前に設置してバリケードを築きます。
スティーブンは上空をヘリで旋回して安全確認をし、フランは屋上から援護します。
ロジャーがゾンビ腕と足を齧られてしまいましたが、なんとかバリケードは設置できました。
この怪我が元でロジャーは歩けなくなり、カートで移動するハメになってしまいました。

後はモールの内部のゾンビを倒して、出入り口を封鎖します。
ピーターとスティーブンが売り場の銃器店で弾薬を補給しました。
ガスバーナーで威嚇しながら、4か所ある出入り口に鍵をかけます。
展示品の車があったので、それを利用して館内を移動し、鍵をかけて警報をセットします。
しかしこの時、ロジャーは足の傷をゾンビに指で抉られてしまい、傷が悪化してしまいました。
ナースゾンビとかシスターゾンビがいますね。

入り口を封鎖した彼等はモール内のゾンビの殲滅作戦を開始します。
モール内のゾンビは倒され、内部で襲われる心配は無くなり、モール内は自由に動けるようになりました。
後は外から略奪者がやって来ることに備えることにします。

ロジャーの傷は悪化する一方で、フランはつわりがひどくなります。
ピーター達は倉庫に上がる階段を壁を造ってカモフラージュすることにしました。

ゾンビの死体を貯蔵庫に押し込み、4人は売り場で好きなものを手に入れてしばしの平和なひと時を過ごします。
散髪をしたりスポーツ施設やゲームセンターで楽しむのでした。
ここで「地獄に死者が溢れると地上を歩き出す」という有名なやり取りがあります。

ロジャーは傷が悪化し、息絶えますが、ゾンビとして甦りました。
ピーターはやりきれない気持ちでロジャーの頭部を撃ち、息の根を止めるのでした。

TVでは専門家が都市部に核を落とすべきだと主張しており、事態はますます悪化しているようでした。

3人は暫くの間、平和に暮らします。
しかしゾンビの数は増える一方で、TV放送も無くなり、閉塞感に包まれていきます。
そんな中、フランはヘリの操縦をマスターするのでした。

ある日、強盗団がモールを狙って現れます。
彼らは武装しており、大規模集団でゾンビも恐れていません。
ピーターとスティーブンは応戦の準備を始め、強盗団は搬入口からなだれ込みます。
出入り口を破壊されてしまったので、モール内にはゾンビも溢れます。

感想

これはなかなか面白いのですが、ちょっと単調な感じが否めないと思います。
何しろ殆ど建物に立て籠もるというだけの話なので。
見どころは随所随所のゾンビとスプラッター映像でしょうか。

全体的にあまり怖くないですが、前半の方が怖いと思います。
モール立て籠もり後は今見直してみるとコメディーシーンの方が多いですね。
なので私は前半の方が好きなんですよね。

俳優陣もどうしても退廃的な感じになってしまうので、そんなに名演という感じにはならないですよね。
見どころはやはりゾンビの数と強盗団でしょうか。
ゾンビの数は凄いものがあると思いますし、強盗団も結構な数がいましたので盛り上がりました。

ゾンビも特徴的な人が沢山いて面白いと思います。
前作だと全裸のゾンビなんかがいた記憶がありますが、今回露出は控えめですね。
あんまり薄着の人がいなかったのは撮影時期などもあるんでしょうか?
私は噴水に落ちる肥満体のゾンビとか好きでした。

正直、今見ると「凄い!」という映画ではないと思いますが、ゾンビ好きな人は見れば面白いと感じるかもしれません。
ただ、ちょっと長いんですよね。

私はこの映画はまあまあ好きです。

ラストまで(ネタバレ)

ピーターとスティーブンは隠れて強盗団の様子を窺ってしました。
スティーブンは強盗団の豪快な略奪ぶりを見て頭に血が上ってしまい、発砲してしまいます。
強盗団はそれに気付き、応戦を始めました。
こいつ本当に余計なことしかしないですね。

相手は40人からいるので、勝ち目はなく、上階に潜んでいたピーターも発見されてしまいます。
ピーターは応戦することにし、上階からのライフル狙撃で強盗団を少しずつ撃退していきます。
しかし多勢に無勢で敵が上階まで上がってきたので、不利になっていきます。
ピーターは退却してダクトに潜みます。

強盗団はあらかた物資を奪ったので、引き揚げて行きますが、スティーブンは腕を撃たれ重傷を負います。
結構こいつらも被害出てますね。
サヴィーニさんが退場してます。セックスマシーンほどの強さは無かったです。

スティーブンはエレベーター内に潜み、ピーターと合流しようとしていました。
上部に上り、ダクトに侵入しようとしていた所で雪崩れ込んできたゾンビに齧られまくってしまいます。
スティーブンは何とかゾンビを撃退しますが、エレベーター内で虫の息になりました。

ピーターはフランの元に戻りました。
フランはスティーブンを助けに行こうとしますが、ピーターが押しとどめます。

何時間待ってもスティーブンは戻らず、モール内には大量のゾンビが溢れます。
フランは出発しようと言い、準備を始めます。
その頃、スティーブンはゾンビ化していました。
スティーブンゾンビはかつての習慣により、カモフラージュされた壁を破壊し、屋上倉庫へと向かいます。
倉庫までの階段はゾンビで溢れます。

ゾンビ化したスティーブンを見たピーターは絶望してしまい、フランに俺は残るから逃げろと告げます。
スティーブンが倉庫まで入ってきたのでピーターは射殺しました。

ピーターはフランを屋上まで逃がすと、自身は自殺を図ろうとします。
しかし引金を引く直前で思いなおし、フランの操縦するヘリに飛び乗るのでした。
そして二人は希望のない旅路へと出発するのでした。

エンドロールで終了です。

モヤっと系のラストですが、これは致し方ないかと思います。
規模が大きいので個人でどうにかできるレベルではないので。
最後にナースゾンビ出てました。

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