小児病棟の話 hospital

hospital ホスピタル

僕を診てください…

制作年 2004年
制作国 タイ
監督 シワウット・ワッサン・ヌアン
脚本 タナワット・タントーン/ネーットサイ
上映時間 84分
出演
スィリンヤー・バーブリッジ
バイロン・ビショップ
トワサット・シリスワナラット

だいたいのあらすじ

1995年にどこかの病院で火災が発生したのですが、この病院は日本で例えると建築基準法に違反しているような建物だったらしく、患者は逃げ場を失って全員死亡したようです。

女医のジッタは「君はいつも仕事」という理由で長年付き合ってきた彼氏に一方的にポイされ、ショックで無謀運転をしていた際にタンクトップを着た少年が車の前に飛び出して来たのを目撃して事故りそうになりました。
傷心のジッタは彼を忘れたいと勤務先の病院を辞め、昔インターンをしていた田舎の病院に小児科医として赴任することにしました。
その病院に到着したジッタはインターン時代に「治ったら海に行こうね」と約束し、ネックレスをプレゼントした少年のことを思い出します。
どう見てもタンクトップ少年に見えるのですが

小児科の主任となったジッタは早速、到着初日から勤務することにしました。
ジッタは病院の一室で寝ることにしたのですが、あのタンクトップ少年がブランコを漕いでいるのを窓から目撃し、「何でここにいるの?」と声を掛けると少年は逃げ、病院の火災から逃げている人に遭遇するという夢を見ました。
その後、元彼・マンから「やり直そう」という電話が来たのですが、ジッタは「もう遅い」と切りました。
なぜかマンはジッタの部屋に現れ、「やり直そう」と関係を迫ったのですが、全裸の少年の亡霊が「ハハハ」と笑いながら現れたので退散しました。

翌日、ジッタは友人のナンが来てくれたので昨夜の件を話しますが、「不思議な話だね」で終わります。
一方、少年の霊はちょいちょい無関係な地点に現れては「寒い、寒い」と繰り返していました。
ジッタは病院の階段に座り込んでいた少年に「君は誰?家は何処なの?」と話しかけるのですが、少年は彼女にしか見えていないようです。
その後、ジッタは少年がインターン時代の患者少年バースに似ているとようやく気付いたようです。

難病だったバースは優しく面倒を見てくれるジッタに恋心を抱いていたようで、「世界一綺麗なジッタ先生」等と持ち上げており、ジッタは「うれしいこと言ってくれるじゃないの」と喜んでいました。
そしてジッタはインターン期間を終了したので病院から去り、バースはそれを窓から見送っていました。
倉庫でバースのカルテを見ていたジッタはその件を思い出してシクシクと泣いていたのですが、そこに院長が現れました。

院長にバースのカルテを見せると渋い顔になり、「知ってることがあったら教えてほしい」と懇願するジッタに、彼は渋々当時のことを話してくれました。
バースは病室に籠り切りで誰とも話をせず難しい患者で、バースの父であるモンコール医師は治療に尽力しましたが、亡くなったそうです。
モンコールは精神を病んでしまい、病院を解雇され、他の医師も病院を次々に去ったそうです。
その後、ジッタがモンコール家を訪ねると彼はバースの遺体を当時のままに車椅子に座らせ、「自分の薬の力で不死になった」と語っており、ジッタが「彼は死んでます!」と説得すると追い帰されてしまいました。
遺体はどうやって保持しているのでしょう?

感想

これはつまらないです。
少年の霊が出てこまったという話です。
回想シーンをひたすら使い回しているので、30分位でまとまると思います。
これ全然ホラーじゃないです。
死者の魂を敬いましょうとか大事なことを思い出す時間を持ちましょう的な話でした。
そんなの線香や仏壇のCMだけで片付きそうなので映画にされても…

この映画の舞台は病院なのですが、医療シーン等は全くありません。
病院を題材にする理由も全く以て見当たらない気がします。
唯一、病院っぽかったのがモンコールが変な薬をバースに与えているシーンだけだったという。
それも良く考えると葬儀屋に近いのではないかと感じました。

少年が成仏できてないことはわかったのですが、それ以外はなんだか良く分かりませんでした。
そして少年がイマイチ可愛くないという。
ジッタも「仕事が大事、患者が大事」とか言ってる割りには、彼氏に捨てられたという理由で職場を捨てるという。
どうやらパラレルワールドに迷い込んじゃいました的な話みたいなのですが、色々と辻褄合わない気がします。

これはもう超地雷認定してもバチが当たらない気がします。
観ない方がいいと思いました。

ラストまでのあらすじ

ジッタが再びモンコール家を訪ね、「バースは転生できなくて幽霊になってる」とモンコールに訴えると、イカれていたモンコールがいきなり正気を取り戻しました。
この辺はタイと日本の宗教観の大きな違いのような気がします。
ということでバースは火葬にされ、平和がもどりました。

しかし実は院長やナースは火災で焼け死んでおり、ジッタは幽霊病院に勤務していたと発覚します。
彼女が寝泊まりしていた部屋も単なる廃墟でした。
火災があったのは95年で、バースが死亡したのは8年前、現在は2004年です。
どういうことなんでしょう?

ジッタは散々の回想シーンの後に「たまには立ち止まって大切な人のことを思い出してみよう」的な何の解決にもならないことをのたまっていました。

エンドロールで終了です。

本気で意味がわかりませんでした。

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