隣の女ウケます 怪談新耳袋 三人来るぞ編

怪談新耳袋「三人来るぞ編」

サンニン クルヨ…

制作年 2005年
制作国 日本
原作 木原浩勝/中山市朗
上映時間 50分
出演
黒川芽以
鈴木瑞穂
榮倉奈々

だいたいのあらすじ

第53話 オルゴール

監督 豊島圭介

音楽を専攻しているアイ(黒川芽以)がかつての恩師であるオシタ先生(鈴木瑞穂)の家を訪ねました。
昔話に花を咲かせていた二人でしたが、オシタは北海道の古道具屋で買ったというオルゴールを出してきました。
そのオルゴールは年代ものらしく金属の大振りの箱で出来ており、手巻き式でベートーヴェンの月光を奏でました。
オシタは音楽を鳴らすと男の声が聞こえるというので、アイが耳を近づけてみると確かに聞こえました。
私には聞こえませんでした。

アイが怖いから止めてと言うのですが、オシタは憑かれたようにネジを巻き、その内二階から何かが走り回るような足音も聞こえました。
オシタは我に返ったようにオルゴールを停めたのですが、二階には誰もいないそうでアイは怖くなってお暇しようとしました。
それを押し留めるオシタでしたが、直後にオルゴールが自動演奏を始め、足音が響いたのではっしとオルゴールを停めました。

しかしオルゴールはオシタの必死の抵抗も虚しく演奏をしようとし、二階の上に男性の青白い脚が現れました。
アイは腰を抜かさんばかりに驚き退散しようとしたのですが、オルゴールが鳴ってしまい、脚の主は凄い勢いで降りて来ました。
二人はヒャーと悲鳴を上げました。

こういう短いのはやっぱ面白いです。

第53話 スナップ写真

監督 村上賢司

アイ(黒川芽以)はケイコとヨシオ、イサオと共に始発待ちでカラオケボックスに居たのですが、ケイコは先に帰りました。
ヨシオが店の前に居たという青白い顔をしたサエコ(邑野未亜)を連れて来たのですが、彼女は終始暗い顔で俯いたままでした。
始発も近づいたので皆は携帯で記念写真を撮影していたのですが、突如の落雷で停電しました。
サエコは急に怯え「暗いよー怖いよー、また大きな飛行機がやって来るよ」と泣き始めました。
面堂かな?

その後、電気は元に戻ったのですが、帰り際にサエコが居なくなったので、アイは捜しに行くことにしました。
サエコは赤く染まった女子トイレの個室で「熱い、真っ赤な地獄だよ」等と叫びながら取り乱していました。

翌日、アイは昨日送った写真をケイコに見せてもらったのですが、そこには防空頭巾を被ったサエコの姿がありました。
このカラオケボックスには防空壕があり、東京大空襲の際に女学生が多数死亡したそうです。

悲しい系でした。

第76話 隣の女

監督 村上賢司

山田(藤沢大悟)はボロいアパート暮らしだったのですが、ここは入居者も少なく、家賃も格安だったので快適に暮らしていました。
ミュージシャン志望の山田は深夜だというのに夢中になってギターをブンシャカブンシャカと鳴らし、熱唱していました。
ふと時間に気付いて「ヤバい」と隣の物音を聞いてみたのですが、何も聞こえませんでした。
隣の部屋にはおばちゃんと娘が暮らしているのですが、その娘は黒ずくめの服で全身を布で覆い、黒帽子にサングラス着用という不思議な姿をしていました。

ある日、山田は隣宛ての荷物だという真っ黒な段ボールを預かったのですが、やたらと重くて二人でどうにか持ち上げて部屋に入れました。
その後、隣のおばちゃんが荷物を取りに来たのですが、彼女は段ボールを軽々と持ち上げて出て行きました。
その時、山田はおばちゃんのスカートを掴む娘の腕を見たのですが、彼女の腕はネジ穴の開いた金属の物差しのような感じでした。
ロボでしょうか?

その夜、隣の様子がどうしても気になる山田は物干し竿の先に手鏡をガムテで貼り、こっそりと覗くことにしました。
鏡越しに確認すると何とあの娘が巨大化しており、鏡をガッシと掴んだのですが、やっぱり腕は金属でビヨーンと伸びました。
直後に玄関のドアガチャ攻撃が始まったのですが、おばちゃんの「コラ」と言う声と共に騒ぎは治まりました。

これはウケます。
隣の女がロボでした!とか言われても笑うしかないです。

第59話 ヘアピン

監督 筧昌也

若い男性(山中崇)が新居に越して来たのですが、洗面所には前の住人の物らしきヘアピンがあり、男は「ここでやってたのかな」等と少しムラムラしました。
引っ越しの疲れでうとうとして「いかん!」と目覚めると机の上のリモコンの上にもなぜかヘアピンが2つ落ちていました。
翌朝、男が目覚めると顔と枕の付近にヘアピンが無数に散らばっており、朝食の卵を割るとヘアピンが出て来ました。
男が怯えているとまるで見えない何かがヘアピンを撒いているように目の前でぽとぽととヘアピンが落ちて行きました。
ヘアピンは浴室まで点々と続いていたので、男が思い切って覗いてみると、浴槽には真っ赤な水が溜まり、壁に血痕、周囲には長い髪が散乱していました。

男はビビりまくって深夜の町に飛び出し、自販機で炭酸飲料を購入して一気飲みして一息入れました。
ところが違和感を感じて口に手を入れると、口の中からまたヘアピンが出て来ました!

もう布団叩いた方がいいと思います。

第61話 あいさつ

監督 吉田秋生

アイ(黒川芽以)は良く晴れた田園風景の中で老人(西村淳二)から怖い話を聞いてメモしていました。
老人は子供の頃に皆で輪になって遊んでいた際に、空中にデカい顔が出現して「ワハハ」と笑うのに遭遇したそうで、それは「天狗笑い」だそうです。
そして向こうから歩いて来た別の老人(谷津勲)とすれ違って挨拶し、その老人は「最近腰が弱って来まして」等と話していました。
前方からはまたまた同じ老人が現れ、同じことを言ってすれ違いました。

アイは「えっ?さっきと同じ人?」と驚いたのですが、先に進んでも何度も腰痛老人が前方から現れて同じことを言ってすれ違うのです。
お話老人は全く気にも留めず「狐か狸だ」と言い、今度はすれ違いざまに振り返ってポンと手を打ちました。
すると腰痛老人も同じように手を打っており、どうやらお互いに相手が狐だと思っていたようです。

その直後に空には「ワハハ」という声が響き、アイが「これが天狗笑いか」と驚嘆しました。
二人の老人は手を前に構えてピョンピョンとアイに迫りました。

日本昔話系です。二人は狐だったみたい。

第67話 舞ちゃんの声

監督 山田広野

藤田(久ヶ沢徹)は娘の舞を亡くして落ち込んでおり、初七日を過ぎた頃に入浴していると舞の声を聞いたような気がしました。
お話と台詞を監督自身が全部アフレコで当ててるのですが、これが爆笑もので悲しい雰囲気ぶち壊しです。
妻も真っ暗な顔をしており、家の中はお通夜のようでした。

舞の声は空耳では無かったようで、藤田は仕事中に「がんばれ」的な声を聞いたりしてちょいちょい会話をするようになります。
そんな訳で同僚との会話が成り立たなくなったりして勤務態度は悪くなり、スナック勤務の妻も舞の声を聞くようになっていました。
妻がスナック勤務ってどういう家庭でしょうか?
ある晩、藤田は妻のスナックを訪ねたのですが、その日は仮装の日だったそうで、妻はセーラー服を着ていました。
常連もパンイチネクタイ等ヘンな扮装をしており、藤田が堪らず舞に呼びかけると、舞の「あの人達許せない」という声を聞いた気がしました。

結局追われるようにスナックを出た藤田でしたが、帰り道で結婚前の交際相手のレイコと再会し、呑みに行くことになりました。
これどういう話なんでしょうか?レイコの声も監督でお腹痛いんですが。
藤田はすっかりお酒に呑まれてしまい、気が付くとうっかりホテルに居たのですが、幸い事前でレイコはシャワータイムでした。
サササと部屋を駆け抜ける舞の幻覚を見た気がした藤田はそそくさと退散しました。
帰宅すると妻が青ざめて「先ほどの常連客が車に轢かれて死んだ」と知らされ、実は彼女も舞の声を聞いていたと打ち明けました。

そんな藤田の耳には「お父さん、不潔!」という舞の声が響き、家族写真にひびが入りました。

なんなんでしょうこれ。ウケました。
今時、「不潔」とか言う子はいないと思われ、私も言ったことないです。

第52話 ねぼけ眼

監督 吉田秋生

JK(榮倉奈々)は今日の授業眠かったーと友人(黒川芽以)と帰り道に話し込んでいたのですが、彼女は最近異常に眠いらしく、公園のベンチで寝てしまったりするそうです。
榮倉さんは思ったより背が高いんですね。
何か悩みでもあるの?と聞く友人に彼女は「ただ眠いだけ」と返答したのですが、実は彼女は新しい継母に挨拶しても無視されていました。
その日も台所で夕食を作っているママに呼びかけたのですが、ひたすら無視されたJKは私服に着替えて二階のベッドでシクシク泣きます。
ふと物音に気付いて部屋を出てみると、何と先ほどの自分が帰宅していました。

もう一人の自分はやはり継母に無視されて二階に駆け込んだのですが、またまた帰宅した自分が現れ、更にそれを二階から降りて来て眺めている自分も現れました。
JKは自分増殖に「どういうことなのか?」と混乱したのですが、その時継母が笑顔で振り返って「おかえりなさい。」と返事しました。
ママは「始めてお母さんって呼んでくれたわね」と嬉しそうで、帰宅JKは「お母さん!」とママに抱きついたのですが、ママはそのまま持っていた包丁をグッサリと帰宅JKの背中に叩き込みました。

JKはそういう夢を見て飛び起きました。
「なんだ夢か!」と布団を被ったのですが、玄関からは再び「ただいま」というJKの声が響くのでした。
たまにあるよくわからない系でした。JKが可愛いです。

第73話 二周目

監督 古田亘

葉巻をスパーと吸っているタクシー運転手(出光秀一郎)が病院の前で張り込んでいると無理矢理おばちゃんが乗って来ました。
おばちゃんを降ろすと直後に赤いコートの若い女性が乗って来たので、運転手は大喜びします。
彼は道中で自慢話をし、女性をナンパしようとしたのですが彼女はお金を置いて消えていました。
その直後に顔色が悪いわりにはアクションの大きい髯の中年男性が乗り込んで来て、「病院」と告げました。
そこは先ほどの病院で、中年男性は凄い勢いで降車しました。

直後に最初に乗って来たおばちゃんが笑顔で「忘れ物したから取りに来た」と乗り込んで来ました。
おばちゃんを降ろすと赤いコートの女性が乗り込んで来て、降りる時に女性は消え、病院おじさんが乗りこみという繰り返しになりました。

そして再びおばちゃんが乗り込んで来て運転手の肩をポンポン叩き「逃げられないわよ」と赤い歯を剥き出して笑うのでした。
よくわからない系です。これだけチカチカ演出になってます。

第64話 吊り下がる

監督 豊島圭介

塾講師(戸田昌宏)が夜の学習塾で算数の講義をしていたのですが、受講生の小学生カズヒコは先ほどから怯えた様子で何も無い窓の外ばかりを見ています。
講師は講義が終わったので児童を送り出したのですが、カズヒコは今度は塾の窓を見上げており、講師が確認すると窓辺に首を吊った男が見えました。
振り返るとカズヒコは消えており、講師が急いで教室に戻ると首吊り男が居た所には輪にしたロープだけが下がっていました。

その後もカズヒコは窓の外ばかり見ているので、講師はカズヒコを講義後に呼び出し、「最近おかしいけどなんかあった?」と聞きます。
カズヒコは「先生見えないんですか?」と質問で返し、窓の外を見るのですが、そこにはやはり何もありませんでした。
その後カズヒコは塾に来なくなってしまい、女子の一人が窓を指差してキャーと騒ぎました。
講師が確認しても窓の外には何も無かったのですが、他の女子からはこのビルで昔首吊り自殺があったと聞きました。

講師は児童を送り出した後に再び首吊り死体を目撃したので、急いで教室へ走りました。
今度は死体は消えず、首吊り男は講師を見てニヤリと笑いました。
翌日の夜、児童達が塾に来ると閉鎖されており、カズヒコが窓を見上げると最初の首吊り男の横に仲良く講師がぶら下がっていました。

これはちょっと怖いです。連れてかれる系です。

第62話 三人来るぞ

監督 吉田秋生

JK(黒川芽以)は廊下を勢いよく走って来た男子と接触し、鞄の中身をぶちまけてしまいました。
既に帰宅が遅くなっていたのですが、鞄の中身を拾い集めている間に独りぼっちになってしまい、急いでエレベーターに乗りました。
しかしエレベーターは突如停止してしまい、中は非常灯のような心細い灯りだけになり、ボタンも反応しませんでした。
JKは必死に非常ボタンを押して助けを求めたのですが、雑音と共に「三人来るよ♪」という謎の返答があっただけでした。

彼女が「三人とか、なんでもいいから早くしてよ…」と呟いていると背後から伸びた男性っぽい手が首を絞めてから消えました。
怯えるJKに追い討ちをかけるように今度は女性っぽい赤いマニュキュアの手が伸びて首を絞めてから消えました。
彼女は意識を失いかけてゴホゴホと咳き込みながらへたり込んだのですが、「三人」の意味を理解してパニックになります。

どうやらエレベーターが復旧したようだったので、ようやく開いたドアからJKは飛び出しました。
しかし正面から毛深い手が伸びて彼女の首を絞めて押し倒しました。
「三人来たよ♪」という謎の声が響きました。

不条理系です。ちょっと怖いかも。

感想

普通です。
やっぱり短編系は面白いですね。
ヘアピンと三人と首吊りのやつがちょっと怖いかも。
ウケたのは舞ちゃんと隣の女でしょうか。

色んなジャンルが入ってるのもいいと思いました。
謎内容もありますが、短いのでいいのではないかと気になりませんでした。