欲張りセット系です キラーフィッシュ

キラーフィッシュ

血に飢えた魚の群れが人々を食らい尽くす!

制作年 1978年
制作国 イタリア/ブラジル
監督 アンソニー・M・ドーソン
脚本 マイケル・ロジャース
上映時間 97分
出演
リー・メジャース
マーゴ・ヘミングウェイ
カレン・ブラック

だいたいのあらすじ

秘密工作員のような扮装をしたラスキー(リー・メジャース)達5名がブラジルの鉱山の発電所を大爆発させ、どさくさに紛れて宝石類を金庫から盗み出し、まんまと逃走してしまいました。
ルパンみたいです。
ラスキー達は警察の追跡を逃走に用いたバンに惹きつけ、その間に湖に目印の水中ブイを付けて宝石を投げ込みました。
バンを運転していた仲間ハンスもバンに爆薬を仕掛けて脱出し、上手いこと警察を撒きました。
ラスキー達4名も湖の岸に隠していたモーター付きのゴムボートに乗り、釣り人に成りすましました。

警察のボートの検問に引っ掛かったのですが、ラスキー一味は怪しい点が無かったので解放され、ホテルに戻りました。
仲間の一人ケイト(カレン・ブラック)は先にホテルに戻っていたハンスの手当てをしてやりました。
実はラスキー達は昔鉱山で勤務していたディラー(ジェームズ・フランシスカス)という内通者に情報を貰っており、ホテルで彼と合流しました。
彼等は警察の捜査が落ち着く60日後に再び湖に潜り、宝石を取り出すということで合意しました。

やがてホテルにはモデルのガブリエル(マーゴ・ヘミングウェイ)やデザイナーのアン(マリサ・ベレンソン)やカメラマンのオリー(ロイ・ブロックスミス)等がグラビア撮影にやって来ます。
彼等と入れ違いにラスキー一味の2名の仲間が60日後の再会を約束してホテルから去りました。
しかし彼等は湖に沈む宝石を先に奪ってラスキー達を出し抜こうとしており、2人の内・兄トニーが湖に潜ったのですが、何かに襲われて湖に消えました。

そんな事は知らないホテルでは呑気にグラビア撮影を行っていたのですが、それはそうとディラーとケイトがイマイチ信用できないラスキーはホテルで二人を監視していました。
ラスキーは暇だったのとガブリエルに興味を持ったようで、グラビアチームに接触して彼女をナンパします。
トニーの弟はホテルのラスキーの部屋に「兄貴が死んだ。お前の計画は失敗だぜ」と銃を手に殴り込むのですが、「まあ落ち着け」と取り押さえられ、部屋で待つように指示されました。

その夜、ラスキーがガブリエルと食事していると、トニー達が付近に潜伏していることを察知したケイトが「あいつら宝石を奪おうとしてる!」と現れたのでラスキーはひとまずガブリエルに振られます。
しかし彼はケイトには「他に居るんじゃない?」と誤魔化し、自分がトニー弟・ウォーレンを押えていることは内緒にしました。
ケイトはモーターボートに乗って宝石の場所に行き、状態を確認することにしたのでラスキーも同行しました。
そこにはウォーレンとハンスが居り、彼等は湖で何かに襲われてラスキー達の目の前で死亡しました。

ケイトはホテルの部屋に戻り、ディラーが水槽でピラニアを飼っていたことから彼がピラニアを湖に放ったのだと悟ります。
彼は彼女の追及を受けてピラニアを放ったことを認め「もう数万匹居る筈だ」と返答しました。
ケイトはその件をラスキーにも伝えに行ったのですが、彼はガブリエルと部屋でイチャコラしており、居留守を使われてしまいました。
翌日、ケイトとディラーは宝石を引き上げることにし、牛肉を撒いてピラニアを惹きつけている間にケイトが潜り、ピラニアに襲われながらもやり遂げました。

しかし彼等は嵐でボートを失ったので、グラビア撮影に来ていたオリー達がチャーターしていたボートを発見して同乗させてもらうことにします。
ボートにはラスキーも乗っていたのですが、湖付近に発生したハリケーンの影響でダムが決壊し、ボートは煽りを受けて座礁してしまいました。
ここ凄いミニチュアが使われてます。

感想

これは普通です。
盗んだ宝石を湖に隠したら大変だったという話です。
なんとかいうかヘンな方向に欲張りセットな映画でした。
パニックもので欲張りセットというと蛇映画なのにサソリとかヘンな部族が出て来て色々大変!という感じだと思いますが、この映画は方向性が違います。
冒頭の盗難シーンはまるでスパイアクションのようだし、ロマンスあり特撮ありと謎の欲張りセットになっています。
特にミニチュアを多用するのが好きみたいで、コンビナートの爆破やダムの決壊シーンとかセスナの墜落シーンとかミニチュアを多用してました。
でもテンポも良くて意外に面白いです。

残念なのがピラニアが影薄い点であまり出て来ないです。
でもピラニアシーンはなかなかの面白さでした。
ピラニアって大人しい気がするのですが、このピラニア君は凶暴です。
ディラーが何でピラニア放ったのか等ツッコミどころは満載なのですが、そんなのどうでも良くなる位に色んな要素混ぜちゃうからね!という意気ごみが伝わって来ます。

登場人物のおじさん達も一部を除いて悪党ばかりなのですが、なかなかいい味出してます。
オリーは出て来た瞬間に「あっ!この人ピラニアにやられる!」って丸わかりでちょっと可哀想。
女性陣は主役級のケイトが残念なのですが、アンやガブリエルを出して何とかしようとしているみたいです。
ガブリエルの人はヘミングウェイ氏の孫なのだそうですが、おじいちゃんは汗臭い小説ばかり書いてる気がするので、イマイチ私には共感できないのでした。
「海流の中の島々」はなかなか面白かった気がしましたが。

ラストまでのあらすじ

ラスキーはディラー達が宝石を引き揚げたことを察知し、ディラーはどさくさに紛れてラスキーを消そうとしますが失敗に終わり、勝負は上陸するまでお預けとなります。
そしてボートの船長が湖に落ちてピラニアに襲われ、それどころではなくなりました。
何とか皆で彼を救出したものの、甲板で跳ねるピラニアを見て、ラスキーはディラーに対する疑惑を高めます。
一方、ダムの決壊により湖全体に広がったピラニアは観光客の一人の少年の足に噛みつき、湖畔も騒然としていました。

ラスキー達のボートは座礁して沈みかけていたので、船長の指示の下でパレットを筏にして岸に渡る作戦が実行されます。
アンとオリーが先陣を切り、アンは無事に渡ったものの、オリーは湖に落ちてピラニアの餌食になってしまいました。
ようやく上空をパトロールしていたセスナに発見してもらったのですが、パイロットはえらい遠くにゴムボートをポトンと落とした後に無理矢理ジャングルに不時着して脱出はしたものの機体大爆発というなんだか良く分からないことをします。
単に爆破シーン入れたかっただけの気がします。

ボートはもうヤバい感じになってきたので、カーバイドランプを水中に沈めて爆発され、更に血の付いた毛布でピラニアを引き寄せ、その間にラスキーがゴムボートを取りに行くことにしました。
ラスキーはピラニアに襲われながらもなんとかボートを浮かび上がらせたのですが、ボートはディラーに奪われました。
ディラーは拳銃をケイトに渡して皆を見張らせ、自分は先にボートを岸に向けて漕ぎ出しました。
彼に裏切られた事を知ったケイトはディラーに向けて発砲したのですが、弾は空でした。
怒りのラスキーが湖に飛び込み、ディラーのゴムボートに掴みかかったのですが、オールを奪うのが精一杯で、ピラニアに噛まれまくってボートまで逃げ帰って来ました。

ディラーのボートはピラニア軍団に襲われて沈み、間もなく宝石と共に彼は湖に消えました。
ラスキー達は駆け付けたヘリに救助され、全員が無事でした。
そして宝石はケイトの化粧バッグに入っていたので、なんと彼女の下へ届けられました。
ケイトは化粧バッグを手に颯爽と空港から飛行機に乗り込んだのですが、空港で出会ったガブリエルがラスキーの指示ですり替えられていました。

こうしてラスキーは宝石を手にガブリエルと車で旅に出たのですが、ケイトもやるもので事前に宝石を半分抜いて別に隠し持っていました。
ということで半分ずつ宝石を手にしたラスキーとケイトは南米を後にしました。

エンドロールで終了です。

ピラニアとか何の解決にもなってないのですが、これで良かったみたいです。

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