スプラッター・ホラーの新しい傑作だそうです パジャマ・パーティー・マサカー

パジャマ・パーティー・マサカー 血の春休み

山小屋でパーティーしてたらひどい目に遭う話

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 マイケル・ホフマン・Jr
脚本 マイケル・ホフマン・Jr/ミーガン・ジョーンズ
上映時間 71分
出演
クリスチャン・アンダーソン
レジー・バニスター
リック・フェダーマン

だいたいのあらすじ

1997年の春休み イリノイ州のメープルタウン
3人の男女がファミコンみたいなBGMをバックにソファに一列に並んでパーティーをしていました。
交霊術ごっこ等をしていたのですが、女性に叩き出された男の一人が彼女の首をカミソリで切って殺害し、連れの男性と逃走しました。
この映画は開始早々に「アッ!これは地雷だ!」とすぐわかる親切設計です。
ピザの配達人スタンリーは冤罪で逮捕され、懲役15年を宣告されました。

10年後の現在
山荘で何か事件が起きたらしく被害者女性が搬送されており、イェーツ保安官(レジー・バニスター)はハーモン捜査官に「何があった」と質問されて説明を始めます。

事件前日、この山荘の湖の前で男女の15人位のグループがバカ騒ぎしていたのですが、男達は追い帰して女子だけで山荘に泊まるそうです。
この山荘はヘザー(サラ・ミニッチ)のパパの山荘なのですが、パパはヘザーに男は連れ込むな!と厳しく命じて出発し、それはそうと隣のおっさんラルフは隙あらばヘザーのパンツを見ようとしていました。
皆さんには見せてくれてます。
このおっさんラルフは女子がワイワイと集まっている山荘をノックし、ヘザーに「手紙来てたよ」と勝手にポストに入っていた手紙を届けに来るというトンデモないおっさんでした。

その頃、町の電話線は切断され、どこも不通になってしまい、イェーツ達が犯人を捕まえようとしていました。
一方、警官の服を着た男が刑務所に侵入して看守を射殺し、スタンリーを脱走させていました。
その後、犯人はパトロールに出ようとしたイェーツの部下ハリソンを殺害していました。
その頃、山荘の女子たちはハロウィンの仮装をして追い帰した男どもを脅かしに行こう!と出発しようとしていました。
そこに、逆に男達がマスクを被って脅かしに来たので拍子抜けし、またまた男達を追い帰しました。

男達は山荘に入る機会を伺っていたのですが、全員殺人鬼に殺害されました。
殺人鬼は山荘に侵入し、女子の一人アリッサを殺害していました。
一方、イェーツは刑務所からスタンリーが脱走した件を無線で知らされました。
イェーツは部下と無線連絡できなくなった事は知っていたのですが、何もしませんでした。

山荘の女子はなぜかトップレスでプールに飛び込もうとしてプールが汚いので断念していました。
そこにラルフが来て全員のオッパイを見てから引き揚げていました。
山荘は停電し、女子達は「侵入者がいる」と騒ぎ出し、電話が繋がらないのを知って逃げようとし始めます。
そこにラルフが来たのですが、彼は皆の前で殺害されました。
その頃、イェーツはスタンリーから殺人予告の無線を受け、ようやく重い腰を上げて部下が殺害されていた
ことを知りました。

感想

これはつまらないです。眠いです。
単なるなんのひねりもない殺人鬼ものです。
犯人が意外な人物!と言いたいようですが、ハッキリ言ってどうでもいいです。
最後まで観続けられたのは眠いだけでイラッと来る要素が無かったからだと思います。

パジャマパーティーとか言ってますが、そう言われればそうかもという程度で「お泊り会」とかでは無くたまたま集まっただけのような。
原題も「春休みの虐殺」っぽい感じです。
この監督は他にも「ROT 惨劇の同窓会」という作品もあるのですが、それも超地雷です。
そっちよりは少しはましな感じしましたが、この監督が二本目を撮ってることが「まさかー」という感じでした。

ひたすらどうでもいいシーンがダラダラと続き、殺害シーンも退屈です。
オッパイ出すために男の想像シーンを入れたりとどうでもいいことで尺を稼いでます。
学生が作った自主映画なんではないかと疑うレベルです。
スプラッターシーンも暗くて何がなんだかという感じで、撲殺か射殺、またはナイフで刺すだけです。
ちなみに山荘シーンは殆ど暗いので良く分かりません。
殺害シーン自体も全体で10分無いと思います。

超地雷なので観ない方がいいと思いました。

ラストまでのあらすじ

女子達は何とか逃げようと大騒ぎし、イェーツも無線で応援要請してパトロールに出発しました。
山荘ではヘザーのパパが「ラルフから脱獄囚がこの辺に逃げたと連絡あった」と戻って来たのですが、「男を連れ込んだお仕置きに彼等は殺害した」と言い出しました。
そしてヘザーを殴り倒し、他の女子に襲い掛かります。
皆は家の目と鼻の先に停めてあった車にワーワー騒ぎながら乗り込み、エンジン駆狩らなかったので一人パパにやられました。

ということで次々にパパに捕まってどんどん殺害されていきます。
友人に助け起こされて息を吹き返したヘザーは「なんでこんなことするの!」とパパに訴えました。
パパはスタンリーを連れており、真相を語ります。

パパは火事で保険金詐欺を起こそうとしたのですが、失敗したのでお金が欲しかったようです。
なのでヘザーを殺害して保険金をゲットしようと考え、スタンリーに罪を擦り付けようと彼を脱走させたのでした。
パパはスタンリーと友人を射殺してヘザーに銃を向けました。
実は事故死とされているヘザーのママを殺害したのもパパでした。

ヘザーはキックして外に飛び出したのですが、直ぐに追い詰められます。
そこにイェーツが来てパパを射殺、ヘザーは事件の真相を説明しました。
そして冒頭のシーンに戻り、イェーツは事件の概要を捜査官に説明しました。
イェーツに「身寄りはあるのか?」と聞かれたヘザーは「パパの保険金で家を買うから心配ない」と返答して笑いました。

エンドロールで終了です。

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