スネーク再び エスケープ フロム L.A.

エスケープ フロム L.A.

あの眼帯男が帰って来ました。

制作年 1996年
制作国 アメリカ
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ジョン・カーペンター/デブラ・ヒル/カート・ラッセル
上映時間 101分
出演
カート・ラッセル
A・J・ランガー
スティーヴ・ブシェミ

だいたいのあらすじ

これの続編兼セルフリメイクだそうです。

映画ニューヨーク1997のネタバレ紹介と感想です。

1998年にアメリカでは反政府勢力がはびこり、ロスは犯罪者の巣窟となっていました。
政府は国家警察を設置して市民の安全を守っていたのですが、2000年の8月23日にマグニチュード9.6という驚異的な地震が発生し、ロスは島となってしまいました。
その後、アメリカは首都を移転して大統領は終身制となり、ロスは犯罪者の流刑地とされました。
きちんと町の崩壊の様子を映像で見せてくれるのは流石です。
ロス島の対岸にはビッチリと警備兵が配置され、入ったら二度と本国に戻ることはできませんでした。

2013年、27の道徳違反を行った罪でスネークことボブ・プリスケン(カート・ラッセル)がロスへ投獄されることになりましたが、彼は戦争の英雄で1997年はNYから大統領を救い出したという功績もありました。
老けたけどカッコいいですね。やっぱりちょっとカワイイ!
スネークは廊下を連行される際に女性の警備兵から爪で手の甲を引っ掻かれました。
個室に連行されたスネークは大統領(クリフ・ロバートソン)から国の存亡に関わる装置が奪われたので奪還すれば免罪してやると持ち掛けられます。

大統領の娘ユートピア(A・J・ランガー)はネットを通じて知り合ったロスにいるテロリスト・クエルボ(ジョージ・コラフェイス)に洗脳されたそうで、大統領機を乗っ取って重要な装置を奪ってロスに脱出したのだそうです。
そう言う訳なので、ユートピアの生死はどうでもいいので、装置を奪還しろ!という指示でした。
「お断りだ!」と言いたい所でしたが、スネークは既に致死率100%のウイルスを先ほどの引っ掻きで打たれており、残り時間9時間30分以内に装置を奪還して解毒剤を打たないと死んでしまいます。

ということで武器や通信装置を支給され、熱探知が不能になるという黒いステルススーツを着込んで出発となりました。
潜水艇で出発となったのですが、ユートピアは殺せと出際に命じられ、イラッとしたスネークは司令官マロイ(ステイシー・キーチ)と副官に発砲したのですが、最初の弾倉は空で向こうが一枚上手でした。
潜水艇の内部の様子や服装がメタルギアから逆輸入した感じになってます。
海中に投入されたスネークはエンジンが焼けるほどの猛スピードで海中を進み、ロスへと上陸しました。
ここで残り時間が7時間45分となりましたが、倒壊した橋の上に潜水艇を着地させたため、残り部分の倒壊に合わせて海中へと落としてしまい、帰りの足を失ってしまいました。

まずは消息不明になっていた救助隊員の信号を頼りに「ハリウッド・ボウル」付近へと通りを移動したのですが、そこは「悪人でーす」という風貌の連中が沢山たむろっているヤバそうな所でした。
発信源に到着したのですが、案の定救助隊員はナイフの的になっていました。
仕方なくスネークはクエルボに接触することにし、娼婦に出没場所を教えて貰ったのでそこに向かい、道中でナイフ投げのスキンヘッドに絡まれたので射殺しました。

クエルボが現れるというサンセット通りに到着するとお約束のミラーボールで装飾した車に乗ってゲバラのような扮装のクエルボが車上から演説しており、隣には女王のようにユートピアが乗っていました。
クエルボ分軍団はゾロゾロとバイクを従えていたのでスネークは最後尾のバイクを乗っ取り、手っ取り早くエイプリルが手にしていたケースを奪おうと接近します。
バイク軍団は異変に気付いてスネークを襲い、クエルボも「あれ、スネークじゃん!」と気付きます。
スネークは激しい抵抗の前にバイクを捨て、車両の列に飛び乗って八艘飛びの要領でクエルボに迫ります。

クエルボはスリングを投げてスネークの首に絡ませ、車両から落下させ、部下に捕らえるよう命じました。
部下に囲まれたスネークは「缶が落ちたら抜け!」と早撃ち勝負を持ち掛け、缶が落ちる前に発砲して部下を一掃します。
スネークは卑怯なのです。
しかし本隊らしき集団がやってきたのでさっさととんずらしました。
そして「色々物失くした」とマロイに連絡し、「早くしないと死ぬぞー。頭痛もして来てヤバいぞー」と返答されました。

ということでスネークは手の打ちようが無くなった時の18番・座り込みを見せていたのですが、この技を披露すると協力者が現れるというお約束の下、エディ(スティーヴ・ブシェミ)というおっさんが「スネークじゃん」と話しかけて来ました。
エディは荒廃したロスで「元スターのお宅訪問」というツアーガイドをしているおっさんだったので、スネークはクエルボの家の場所だけ聞いてさっさと去りました。
そこにどう見ても乗っているのは警官では無さそうなパトカーがヒャッハーと通り過ぎたので物陰に隠れてやり過ごし、その後歩き出すとジェダイのようなフードを被った人物が出現しました。

ジェダイはいきなりネットを撃ってスネークを捉え、なぜかマロイ達には通信が伝達できなくなりました。
スネークはガリバー旅行記のガリバーみたいな状態で台に縛られ、隣には同じく物陰に隠れていた女性・タスリーマ(ヴァレリア・ゴリノ)が捕らえられていました。
タスリーマが言うにはスネーク達は整形のパーツにされてしまうそうです。
やがてビバリーヒルズ公衆衛生局長官(ブルース・キャンベル)なる人物が現れ、拉致して来た人物の品定めを始めます。
タスリーマは若いので分かりますが、スネークはおじさんの割には評価が高かったようで、長官は「これはいい」と喜んで目をくり抜かれそうになります。

スネークは隙を見て口に含んでいた吹き矢を長官に吹き付けて倒し、手の拘束を解いて長官を人質にして武器を回収しました。
タスリーマが「逃げ道を教える」と言うので彼女も解放させて建物から脱出し、ワラワラと集まって来る悪いジェダイに発砲しつつ地下へと逃げ込みました。
そしてタスリーマの案内でクエルボのアジトの近くまで送られました。
その後、スネークが歩き出すと彼女は「同行したい」と申し出たのですが、直後にギャングの抗争の流れ弾を受けて死亡しました。
尚、タスリーマはイスラム教徒だという理由でここに放り込まれたそうで、ここにはそういう人達が沢山いるそうです。

それはそうと残り時間は4時間10分となっており、スネークは先を急ぎます。
そこにエディの車が来たので乗り込んだのですが、彼はクエルボとグルだったので、スネークは麻酔銃を撃たれて倒れました。
ようやく目覚めると立ったままランニングマシンに縛られており、クエルボ一味がユートピアのもちこんだ装置の解析をしていたのですが、それはどうやら衛星をEMP兵器とする恐ろしい装置だったようです。
一方、大統領はスネークが死亡したと判断し、爆撃を開始しようとしていたのですが、マロイが「EMPの報復を受ける」と全力で止めていました。

クエルボは北米に向けてEMP兵器をゲットした事をアピールし、装置を捜しに来た報復措置としてホワイトハウスの都市にEMP兵器を撃ちこんで麻痺させ、5時に迎えのヘリを寄越すように要求しました。
大統領は頭を抱えますが、マロイはクエルボの脅迫ビデオの隅にランニングマシンを漕いでいるスネークの姿を発見して希望を持ちます。
そしてお約束の闘技場タイムになったようで、スネークはロスの巨大スタジアムに連行されました。
そこでは巨大な植木バサミで首を斬る公開処刑やシュートできないと射殺される鬼バスケ等の種目が行われており、過激なロス市民の皆さんの目を楽しませていたのですが、クエルボは「今日はスネーク来たよー」と皆さんにアピールしました。

スネークはウイルスの所為でフラフラだったのですが、鬼バスケをやることになりました。
10秒以内に両サイドのゴールに交互に入れ、10点取ればOKという鬼ルールですが、得点すればタイマーは10秒リセットされます。
このゲームで生き残った者はいないそうですが、スネークはギリギリで10点ゲットし、観客にスネークコールが沸き上がりました。
クエルボは狙撃銃でスネークを狙い、片付けようとしたのですが、地震に助けられたスネークはフェンスをよじ登ってスタジアムから脱出しました。

スネークは駐車中の車に放火してひと騒ぎ起こし、騒動に紛れてクエルボに接近してKOすると装置を奪ってマンホールに飛び込んで地下へと逃げ込みました。
すると「私はクエルボに騙されてたのよ」的な事を言ってユートピアがついてきました。
頭の中がユートピアですね。この女も大概だと思います。

感想

これはなかなか面白いです。
ただ、お話は凄くくだらなくてご都合主義の塊です。
ゴリゴリ感に関しては前作を上回っており、スネークが勝つのが分かるので全然スリルがありません。
ハッキリ言ってツッコミ所の塊で、お話に関しては前作を見てわかってる人以外は受け付けないのではないかと感じました。
しかしテンポよく進むお話と面白いシーンで引っ張っており、勧善懲悪的な娯楽作品になっています。

こんなくだらない映画に制作まで参加しているラッセル氏と細かく丁寧に作りこんでいるカーペンターさんには頭が下がります。
単なるバカ映画ということでは無く無駄にカッコいいシーンが多いので困ります。
アクションもラッセルさん得意の平地での殴り合いやなんかに乗ってるシーンが多いのでカッコよく見えます。

色んな役者さんもこっそり出演してるみたいで、サーファーおじさんとかビバリーヒルズ公衆衛生局長官とかウケました。
LA意外と自由で世紀末感があまり無いですが、タスリーマは可哀想でした。

ラストまでのあらすじ

スネークはユートピアに銃を向けたのですが、「消えろ」と指示しました。
ユートピアを追って来たエディが物陰からスネークに発砲し、脚に弾を食らってスネークは下水道へと落ちました。
装置はエディの手に渡り、周囲にはマロイ達の作戦室を揺るがす程の大きな地震がありました。
エディは装置をクエルボに渡し、スネークの死を確認しろ!と命じられます。

スネークは何とか下水から這い出し、呑気なサーファーのおじさん(ピーター・フォンダ)に助けられてボードを借りて一緒にサーフィンし、丁度現れたエドの車にビッグウェーブに乗ってしがみ付きます。
そしてエディをとっちめて車を奪い、サーファーおじさんに紹介されたハーシーという人物の所に案内させます。
ハーシー(パム・グリア)は名前が変わっていて気づかなかったのですが、かつてスネークを裏切った人物でした。
スネークは謝礼が出ると嘘を吐き、クエルボの所に案内するように要求します。
ハーシーはスネークの事は半信半疑でしたが、クエルボを嫌っているので手を貸すことにしました。

エディはあっさり寝返り、ハーシーの仲間となり、皆で反グライダーでクエルボを襲撃することになりました。
一方、政府はクエルボの要求を呑むしか無く、ヘリを約束の場所に降下させ、あっと言う間にクエルボ一味に占拠されていました。
また、同時期にキューバ艦隊がアメリカに進行開始しており、大統領は何もせずに部屋に引き籠っていました。

クエルボ一味が集まっている広場に到着したので、まずはエディが先に降下してテキトーな事を言って時間を稼ぎ、隙を見てEMP装置のディスクをすり替えました。
そこにスネークとハーシー一味がクエルボ一味を空襲し、
スネークもカッコいいですが、ハーシーもなかなかカッコいいですね。
スネークはクエルボと壮絶な殴り合いの末に装置を奪い、ヘリにハーシー一味と共に乗り込みました。
尚、どさくさに紛れてユートピアもヘリに乗り込みました。
ヘリは防弾仕様だったので安全に離陸したのですが、クエルボが苦し紛れにロケットランチャーを撃ち、エディはヘリから飛び降りました。

スネークは燃え上がるヘリからマロイに無線連絡し、解毒剤と消火器を用意させます。
まずは基地にはすぐ着陸せずにユートピアのポッケに本物の装置を入れて付近の森に落としました。
ヘリは堪えきれずに墜落して爆発したのですが、スネークは何とか脱出しました。
大統領達がが駆け付けて来たのですが、ウイルスの件は嘘でスネークは時間切れでも生きていました。
怒りのスネークは「装置が欲しけりゃ取りに来い!」と大統領を挑発したのですが、ユートピアが捕獲されてしまい、スネークのやり方を熟知しているマロイは彼女のポッケから装置を取り出しました。

大統領はユートピアの処刑を命じ、全世界に向けて「侵攻を止めないとEMPを使う!」と警告し、まずは侵攻中のキューバを攻撃しました。
しかし、スネークが渡したのは偽物だったらしく全世界に向けてエディのツアーガイドの音声が流れました。
怒りの大統領は放送したままスネークを公開処刑することにしました。
兵士は彼に一斉掃射を行いましたが、スネークは実体では無くホログラムでした。

スネークの怒りは収まらず、本物の装置を使って全世界に向けてEMP攻撃を行いました。
こうして全世界が石器時代に戻り、ユートピアも電気が使えなくなったので命拾いしました。
スネークはタバコを一本見付けて支給されていたマッチで火を点け、「人間に戻れたぜ」と上手そうに一服するのでした。

エンドロールで終了です。

前よりスケールデカくなってますね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする