サイコホラーでした 戦慄迷宮

戦慄迷宮 THE SHOCK LABYRINTH

出口は無い

制作年 2009年
制作国 日本
監督 清水崇
脚本 保坂大輔
上映時間 95分
出演
柳楽優弥
蓮佛美沙子
勝地涼

だいたいのあらすじ

病院に危篤状態のママを訪ねた小学生の賢でしたが、ママはもう長くないようです。
ママの様子を見ていた賢は誰かが闇に引き摺りこまれる幻覚を見て絶叫していました。

その10年後の現在、遊園地の跡地で逮捕された賢(柳楽優弥)は殺人容疑で取り調べを受け、容疑を否認しました。
そして彼は担当の丹波刑事(松尾スズキ)に10年前の事を語り始めました。
10年前、賢は友人達と共に遊園地のお化け屋敷に侵入して遊んでいたのですが、友人の由紀が行方不明になったそうです。
しかし賢はその事を完全に忘れていたということです。

最近久し振りに地元に戻り、友人の元樹(勝地涼)と再会した際に彼がかつての友人で盲目の凛(前田愛)と婚約した事を知りました。
賢は母の死後に転校することになったそうで、それからは地元に顔を出していませんでした。
元樹は同棲中の凛の待つ家に賢と共に車で向かっていたのですが、料理を並べて賢をもてなす準備をしていた凛の下に行方不明だった由紀(蓮佛美沙子)が戻って来ました。
由紀は「逃げて来た!開けて!」と激し九ドアを叩きました。
どうして今の元樹の家知ってるんでしょう。

元樹達が急いで家に戻ると凛は雨でびしょ濡れの由紀に同情して家に招き入れていました。
事件の事を覚えていない賢が凛から卒業アルバムを見せて貰っているとらせん階段の中心に女性が蹲っている幻覚を見ました。
その時、家は停電したのですが、由紀は「ここから出して」とパニックを起こして取り乱し、賢がやっとの事で取り押さえました。
由紀の全身には拷問でも受けたかのような痣があり、実家に電話が通じたので車で送って行くことにしました。

由紀はずっと病院に居たのだそうで、移動する車の中で「どうして助けに来てくれなかったの」と三人を責めました。
実はこの四人が遊園地に行ったメンバーだったのですが、賢だけは相変わらずその事を思い出せませんでした。
由紀の実家遠山家に到着すると彼女の母(中村久美)と妹の美由(水野絵梨奈)が出迎えてくれました。
美由は亡くなった父から由紀は死んだと聞かされていたので混乱し、母は認知症のようになっていました。
母は由紀の部屋を当時のままに保っており、遊園地で見つかった兎のぬいぐるみを由紀だと思って相手していました。
それを見た由紀はショックを受け、階段から転落して気を失いました。

皆は由紀を病院に運ぶことにしたのですが、美由は由紀の事を姉だと信じず、警察に行くべきだと主張しました。
彼女は小さい頃は由紀ばかり可愛がられ、父が死ぬときも由紀の名を呼び続けていたと怨み事を言います。
一行は病院に到着したのですが、きちんと灯りが点いているのに無人で呼び掛けても誰も出て来ませんでした。
由紀を待合室で寝かせ、賢と元樹は医師を捜しに行ったのですが、由紀は「賢君が呼んでる」と突然起き上がり、なぜか目の前にいる美由を「美由どこに居るの」と捜し始めて病院の奥へ走り去りました。
不思議なことに由紀が消えた方向からは賢が戻って来ました。

四人は由紀を捜し回るのですが、由紀はおろか病院には人っ子一人いませんでした。
賢はしきりにらせん階段を上る由紀の幻覚を見て頭を抱えるようになり、四人が先に進むと病院は廃墟のように荒れて来ました。
美由はこの場所を何度か夢で見たことがあるそうで、夢の中では背後から誰かが「助けて」と呼び掛けるのだということです。
その時、少女のような影が走り寄り、一行にぶつかって消えたのですが、少女は10年前に美由が失くした片方の靴を残して行きました。

そして四人は10年前の自分達が目の前を駆け抜けていくのを目撃しました。
いつの間にか病院はあの遊園地のお化け屋敷へと姿を変えていたのです。
尚、お化け屋敷には美由も来ていたようで、それらしい少女も同行していました。
賢は記憶が甦ったようで、「俺が由紀を殺した」と言って震え始めました。
ここまで話した賢は丹波の前でも「俺が殺した」と取り乱し、丹波に「落ち着け」と抑えられ、賢は「由紀は俺たちに復讐しようとしていた」と話を続けました。

賢たちが10年前の自分達を発見したように現在と過去が交錯し始めたようで由紀は10年前の皆と一緒にお化け屋敷に向かっていました。
彼等は親と一緒に遊園地に来ていたのですが、親の目を盗んで営業終了していたお化け屋敷に行き、横のドアから侵入していました。
その後、何か事件が起きて由紀が消えたようで、賢たちはパトカーに乗せられており、由紀が消えたと主張していたのですが相手にされなかったようです。
丹波刑事に話の先を進めるように要求された賢は先ほどの話の続きを語り始めました。

取り乱していた賢を落ち着かせようとしていた元樹達でしたが、突然由紀が現れて通路に落ちていた兎のぬいぐるみを拾い上げて去って行きます。
彼女は後頭部を顔に変化させて自動的に身体の向きを変え、こちらに向かって走って来たかと思うと皆を通り抜けて消えました。
直後に通路にシャッターが降り、賢と凜、元樹と美由という組み合わせで分断されてしまいました。
美由は由紀が失踪した際の事を完全に思い出したようで、由紀が失踪ししたのは自分の所為だと言い出し、「今なら助けられるかも」と通路の奥に走り出しました。

また、10年前は由紀も凜も賢の事が好きだったらしく、凜は由紀が邪魔だったので事件の際に見捨てたそうです。
事件の真相は賢がらせん階段の上にいた由紀を脅かし、誤って下に落ちそうになった由紀が手すりからぶら下がっているのを助けなかったということだったようです。
由紀はそのまま落下し、まだ息があったのですが美由も由紀を見捨てたのだそうです。
現在の事件は由紀の復讐ではないかと皆は思い始めます。

尚、丹波によると凜は顔面を鈍器で殴られて死亡していたそうですが、賢は由紀の復讐であると訴えていました。

感想

これはイマイチです。
10年前に行方不明になった女性が戻って来てどうたらという話なのですが、お話はつまらなく感じました。
なんか良く分からない話で結末も意味不明でした。
結局由紀が何だったのかも良く分からず、スッキリしない話です。
展開もマンネリで殆ど中身が無いように感じました。
これ、元は3Dだったみたいで、そういえば貞子とかもありましたね。

どうやらお化け屋敷とのコラボ映画のようなので、お話はどうでも良かったのかもしれません。
それにしては面白い映像も無かったように見受けられ、全然怖くなかったです。
お化け屋敷の中は随分広いんだなあと感じましたが、正直当時観ても行きたいと感じたか微妙です。

登場人物も全員モブみたいな感じで特徴も魅力もありません。
特に凜の盲目設定は何のためか良く分かりませんでした。

わざわざ観なくてもいいかなあと感じました。

ラストまでのあらすじ

賢の回想が始まり、舞台は再び遊園地の迷路に戻ります。
賢と共にに出口を捜していた凜はらせん階段の下に立っていたのですが、そこに由紀が落下し、下敷きになって死亡していました。
美由達の声が聞こえたので、賢はグッタリしている由紀を引き摺って行き、物陰に隠れました。
そして元樹と美由はらせん階段から降りて来て凜の遺体を発見しました。

元樹は取り乱してしまい、「俺には関係ない」と言い出して小部屋に籠ってしまいました。
「凜はどうするの?」とドアの前で呼び掛ける美由に「あいつは賢の事が好きだったから清々した」と返答します。
今更かよという感じで強引だと思います。
そこに兎のぬいぐるみを手で持ち「放せ、放せ」とぬいぐるみを振り解こうとしている賢が現れ、ぬいぐるみを放り投げました。
ぬいぐるみは宙を舞って美由の前まで来て静止し、腹部のチャックから由紀が出現して手を伸ばしたのですがなぜか美由は死亡したようです。

元樹はさっさと逃げ出して賢と遭遇したので「お前の所為だ」と責めたのですが、賢は廃人のようになっていて反応が鈍いようでした。
ということで元樹は賢を無視して逃げ出し、出口のドアを発見して外に出たのですが、外は普通の世界でお化け屋敷も営業中でした。
しかし一歩踏み出すとまたまた迷路に所に戻っており、子供時代の元樹がリンの死体マネキンを蹴っていました。
その直後に上から由紀が落ちて来て元樹を直撃したのですが、彼女は上に駆けあがってはボディアタックを繰り返すので元樹はとうとう力尽きて倒れました。

なぜか普通に戻った賢はウロウロしていると元樹の遺体を発見し、由紀のものらしい病室っぽい所に迷い込みます。
病室のTVには10年前の自分達がお化け屋敷に入ろうとしていたので、TVに向かって「ヤメロ」と止めます。
すると不思議なことに賢は10年前の自分達の背後に移動していました。
丁度皆がお化け屋敷に入ろうとしていた所だったのですが、賢が止める前に皆の母親が止めていました。
母は「このまま中に入ったら由紀ちゃん死んじゃうでしょ」と等と10年前の賢に呼びかけていたりして様子が変で、賢が気が付くとまた病室に戻っていました。

しかしそこは母の病室で、また一歩踏み出すと今度はらせん階段の手すりにぶら下がっており、力尽きて下へ落ちました。
賢はピンピンしていたのですが、お化けのマネキンの群れに襲われた挙句、由紀が白目になったり黒目になったりして手を伸ばして来たので絶叫して気絶しました。
翌朝、賢は由紀っぽいマネキンを抱きしめた状態で職員に発見され、警察に通報されました。

事件の全容を語った賢は丹波に「由紀を助けてください」と懇願し、丹波は「由紀は生きている」と答えました。
由紀は10年前に落ちてから植物状態になっており、今回の事件は全て賢の妄想で皆を殺害したのは賢だと丹波は指摘しました。
一方、元樹は生き残ったのですが盲目になっており、目覚めるとなぜか由紀の病室に迷い込みました。
元樹にはなぜかそれが由紀だと分かり、ベッドで寝ている由紀の足の裏はなぜか真っ黒でした。

「違う」と叫びながら警官に取り押さえられ留置場へ向かう賢でしたが、彼の頭の中では由紀に手を引かれ、まだあのお化け屋敷の中を歩いていました。

どういう方向に話を持っていきたいのか良く分かりませんでした。
つまらないという判断だけは出来ました。

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