サーベルタイガー・パーク 百万年ぶりの餌食
百万年ぶりの餌は人間だった…。
制作年 | 2005年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ジョージ・ミラー(UK) |
脚本 | トム・ウーズリー |
上映時間 | 92分 |
出演 |
ロバート・キャラダイン |
ニコラス・ベル |
ブライアン・ウィマー |
だいたいのあらすじ
バラローラ島に浮かぶ動物園プライマル・パークの警備員サケアジが風に飛ばされたエロ本のページを拾いに柵の中に入り、サーベルタイガーに襲われました。
その後、警備主任のサバンナ(ステイシー・ハイダック)はサケアジが戻らない事を心配していました。
この動物園を経営しているのはナイルズ(ニコラス・ベル)で彼は離婚した妻の兄グラント(ロバート・キャラダイン)とその恋人オータム(スザンヌ・サッチー)を島に招待し、出向かていました。
また、ナイルズはカーク達五名の若い男女も宝探しゲームに招待しており、彼等も島に到着しました。
全くもって意味不明なのですが、サバンナは作業員のブライアン(ブライアン・ウィマー)と仕事中に監視棟の廊下でHしていました。
その頃、ナイルズの部下アランは警備が仕事しないので自分で警報が鳴った地点を確認しに行き、サケアジのバラバラ死体を発見していました。
そしてアランはサーベルタイガーに襲われて「アー」と叫び声を上げて死亡しました。
一方、カーク達5名も宝探しの課題をクリアするためにプライマル・パーク内の施設に不法侵入していました。
ようやく仕事に戻ったサバンナはゲートの一つが壊れてサーベルタイガーが脱走したのに気付きました。
実はプライマル・パークではサーベルタイガーのクローンを造り上げるのに成功していました。
TOKYO JUNGLEだと歯が地面に刺さってましたね。
ナイルズは先住民の皆さんを沢山雇っており、ここに一大リゾートを造り上げるようです。
島にはグラント以外にも沢山の投資家が招待されていたようで、ナイルズは投資家の皆さんの前で「大儲け間違いなし!マネーロンダリング用の口座も当方で用意しますから出資してね!」と演説し、投資家の皆さんもノリノリでした。
そのパーティー会場にサバンナがやって来て「ネコ逃げました。すぐに避難を」とナイルズにこっそり報告したのですが、ナイルズは「パーティーは中止しないから、こっそり捕獲しておけ!」と彼女に命じました。
監視カメラに捕まったカーク一味のロビーはアリス(クレオパトラ・コールマン)と共に警備室に侵入してパーク内のゲートを全て解放し、監視カメラを停めました。
ゲートが開く理由がサッパリ分かりません。
一方、ようやく仕事を始めた警備チームの警備員がサーベルタイガーに襲われていましたが、笛で檻に戻しました。
ちなみに警備はサバンナとこのおじさんだけです。
ということでひとまず危険は去ったそうです。
尚、警備員によるとサバンナはブライアンの前にも3人の男とつきあっていたのですが、全員事故で死んだそうで、それは彼女が持つ凶眼の所為だそうです。
ロビー達は宝探しを続けていたのですが、ナイルズが投資家を施設内に案内し始めたので隠れ、ロビーとアレイナはサーベルタイガーのクローンを製造している部屋を発見します。
気持ち悪いと部屋を出たアレイナはサーベルタイガーに襲われて死亡し、ロビーはそのまま部屋に隠れます。
そして今更のようにサバンナ達はサーベルタイガーが逃げ出した事に気付いたのでした。
こいつらは痴話喧嘩かHしてるかで本当に仕事しないです。まだ停電も直ってないという。
一方、ブライアンは施設内でカーク一味のコートニーとアリスに鉢合わせし、直後にアレイナのバラバラ死体を発見していました。
感想
これはつまらないです。
サーベルタイガーを復活させた動物園でアラ大変!という話です。
これ、全然盛り上がらないし、お話もダラダラグダグダなだけで、緊張感ゼロです。
出資者も沢山出て来ますが、全く意味がなく、カーク達も殺させるだけのための要員です。
ロビーが全ての元凶なのですが、電力復旧の絡みも話には影響ないという。
サバンナの凶眼とかいう設定も全く本編には関係ないので頭が痛いです。
猛獣がサーベルタイガーである必然性が全くないんですよね。
変なクローンの製造場とかも全く話には絡んで来ません。
サーベルタイガー自体も全く特徴が無く、そんなに大きくもないです。
人間には脅威でしょうが、ライオンや虎に比べると身体がデカいだけで動きも俊敏では無いので怖くないです。
なぜか目はサーモセンサーになっていて、完全にプレデターでした。
監督はジョージ・ミラーさんですが、誰もが知っているジョージ・ミラーさんとは別人です。
サーベルタイガーが浮いてるのは安いから仕方ないですが、動物園の施設そのものの外観がCGで、しかも浮きまくりです。
これ、飾りの歯を落としたいからこうしたみたいですが、そんな所を強調して映像を残念にしてどうしたいんでしょうか。
こういう作品の常として登場人物がいきなり色んな所にワープするので、あんた今まで何処にいたのさ?っていうシーンが多いです。
この施設の従業員は誰一人として真面目に働いてないのでイラッと来ます。
しかも揃って無能揃いなので、もう少し求人を見直した方がいいと思います。
システムにも280万ドルかけたそうで、ナイルズ色々とザル過ぎだと思いました。
グロも大した事ないし、ポロリもないしでいいとこ無しです。
意外と生首とか頑張っていたので、超地雷とまでは言わないですが、地雷です。
見どころが全くないので、観なくていいと思いました。
ラストまでのあらすじ
ブライアンは二人を連れて施設から脱出することにし、ロビーと合流しました。
一方、なぜかナイルズの投資家案内は一瞬で終わったようで、今度はグラントとオータムをオフィスに案内していました。
グラントはナイルズが秘書に呼ばれた隙にオータムと共にオフィス内を家探し、サーベルタイガーの秘密を探ろうとし、オータムが金庫を開け、まんまとファイルをゲットしていました。
一方、ブライアンは襲って来たサーベルタイガーのメスをガスボンベで爆破して倒していました。
しかしこれで終わりでは無く、サーベルタイガーはつがいだそうで、もう一匹オスがいるということです。
単独行動していたカークはシャロンという女性と知り合ってイチャコラしていたのですが、シャロンがサーベルタイガーに襲われたので逃げ出しました。
一方、ブライアン達は施設内で警備員と合流し、「本当はサーベルタイガーは後二頭いて、一頭は前脚だけで這うデカい失敗作の化け物」と教わっていました。
迫力無いしどうでもいいです。
その後、カークが天井の通気口から顔を出したサーベルタイガーに首を齧られて死亡しました。
それを見ていたブライアンは天井に銃をバンバン撃ち、サーベルタイガーは逃走しました。
警備員と同行していたロビー達は警備室に戻り、システムを復旧して電力を回復しました。
しかし廊下で番をしていた警備員がサーベルタイガーの餌食になりました。
その頃、全く仕事をしていないサバンナは何を思ったか出資者が集まるパーティー会場のマイクで「危険な動物が逃げたから皆、部屋に避難して」と今更言い出し、出資者は棒演技をしながらさっさと部屋に引き揚げました。
残り6分ですが…。誰も詳しいことは聞こうとしません。
一方、データを奪ったので、さっさとオフィスから引き揚げ、港を目指していたオータムとグラントでしたが、グラントが密かにサーベルタイガーに首チョンパされました。
サバンナは施設内で例の失敗作サーベルタイガーと遭遇して射殺しようとしていたのですが、ナイルズが「止めろー」と割り込んで来て妨害します。
ナイルズは自分が襲われそうになったので、サバンナをサーベルタイガー諸共閉じ込めて逃げ出しました。
しかしサーベルタイガーのタックルで施設の上に飾られていたサーベルタイガーの飾りの歯が落ち、ナイルズは串刺しになって死亡しました。
サバンナは失敗作サーベルタイガーにバンバン弾を撃ち込んで射殺しました。
そして、もう一頭はブライアンがバンバン撃った時に死んだだろうという話になりました。
ということでまだ解決していないのに平和が戻ったということでブライアン達は解散しました。
森の中ではサーベルタイガーがオータムを狙っていました。
エンドロールで終了です。
これを擁護するのは無理です。なんの盛り上がりもありません。