相続系です 恐怖ノ黒洋館

恐怖ノ黒洋館

この館には何かがいる。

制作年 2012年
制作国 カナダ
監督 ロドリゴ・グディーニョ
脚本 ロドリゴ・グディーニョ
上映時間 80分
出演
アーロン・プール
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ジュリアン・リッチングス

だいたいのあらすじ

レオン(アーロン・プール)は別居していた母ロザリンド(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)が死亡したので大きな屋敷を相続しました。
この屋敷には天使像や甲冑、剥製や調度品等珍しい品が雑多に置いてあり、まるで煩雑な博物館のようでした。
しかしその一部はレオンが古物商のビル(ジュリアン・リッチングス)に売った物で、ビルによればレオンが売った物を買い占めたいという依頼を受けたので横流ししたそうで、相手がレオンの母だとは知らなかったそうです。
どうやらロザリンドはいつの日かレオンが家に戻って来てくれる事を熱望していたようでした。

どうやらロザリンドは新興宗教に傾倒していたらしく、家の中には会報が沢山ありました。
レオンが一人寂しくスパゲティで夕食を採っていると隣人を名乗る男が訪ねて来たのですが、どうやらその男も宗教関係者のようで、レオンのことも勧誘していました。
屋敷を散策する内に地下にあった天使像がTVの上に移動していたので、友人のアンナ(シャーロット・サリヴァン)から架って来た電話でそれを相談しました。
彼女は「それはあなたが自分で運んだのだけど、天使像を嫌っているからその事実を認めようとしていない」となんとも心理学的に返されます。

ロザリンドは狂信的に天使を崇拝しており、レオンのしつけには天使像と蝋燭を使い、いい子にしないと一本ずつ蝋燭を吹き消して行くという儀式を行ったそうです。
蝋燭が全て消えた時は「天使が背を向け、お前は見捨てられる」という恫喝のような事で教育しており、レオンがそれを拒絶していた所為ではないかということでした。
アンナの言う通り天使像が嫌いなレオンは天使像の目でタバコを消しました。
また、屋敷の中には施錠された扉があり、どの鍵を使ってもその扉は開きませんでした。

レオンは「死者との対話」という厚い本を見つけたので、読んでみることにしました。
その本にはウイジャ等の挿画が書かれており、どうやら死者との対話方法を記述した内容のようでしたが、中には「死者との会話」というラベルのカセットテープが入っていました。
テープを再生してみると「死者との対話は儀式は不要。死者に近い場所で集中し、静かな環境で目を閉じて心も身体も空っぽの状態にすればいい」的な事が語られていました。

面白半分にそれを実行してみたレオンの意識は白い光に包まれて綺麗なこの屋敷の中に飛びました。
ロザリンドに呼ばれた気がして上の階に向かうと机の上にクレヨンとメモがあり、「あなたも同じくらい私に会いたい?」と書かれていました。
背後に気配を感じたレオンが振り返るとネコ目の黒い小さな人物が暗がりの中で「信仰心ははかないもの」と書かれた額を指差していました。
レオンはそこで目を覚まし、「夢だったのか…」と起き上がります。

ふと天使像を手に取ると目が動いた気がしたのでドッキリしたのですが、天使像の肩から上が外せる事に気付きます。
天使像の羽根が少し修復されているような気がしたのですが、私の気のせいでしょうか?
そして天使像の中から出て来た鍵で例の扉を開けました。
そこはロザリンドの寝室だったのかベッドと日記のような物があり、日記を読んでみると「彼は彼女を見捨てた」、「彼は部屋に入り階段を見た」等と記述されていました。
驚いた事にこの部屋の奥にはらせん階段があり、この部屋からしか行けな部屋が存在するようです。

レオンが蝋燭を手に降りて行くと礼拝堂のようになっており、そこには等身大のキリスト像やマリア像、それにも増して大きい厳かな顔をした天使像がありました。
ここはちょっと不気味です。
レオンは居間に戻り、TVを点けて教団の集会の様子のビデオを観てみると、なんと集会の場所はあの礼拝堂でした。
そして映像の中ではあの厳かな顔をした天使像が、「我々を見よ」という祈りに応じて目を見開いていました。
この教団は双子の兄弟が教祖として君臨しており、過去に事件を起こした事があるようです。
レオンはビデオテープを引き出して暖炉で焼却しました。

ある夜、庭で物音を聞いたレオンは外に見に行くのですが、庭の隅から異様に手足の長い四つん這いで移動する人型の魔物が犬のような唸り声を上げながら襲って来ます。
レオンは何とか屋敷に飛び込んで事なきを得、魔物は凄い勢いで庭を走り抜けて去りました。
警備会社に問い合わせてカメラの映像を確認したところ、確かにあの謎の魔物が映っていたのですが、回線が途中で切れてしまいました。
その後、家の中で何かが動き回っている気配や庭には不気味な牧師のような人影が見えたのでレオンはアンナに電話で相談します。

感想

これはイマイチです。
お話は殆ど無く、家に戻ったらヤバイ目に遭ったので、帰りましたという内容です。
この映画まず何が起こってるのか良くわからないという欠点があります。
そして起こってることがとても地味で、変な魔物が出てくるまでは結構退屈です。

教団の正体も何だか良く分からず、何をしてるのかも不明です。
そもそもあまり教団絡まない気がしてますがどうなのでしょう。
しかしながら重苦しい雰囲気はなかなかよく、映像も悪くないと思います。

これ出演者はレオン一人で最後にロザリンドが出てくる位です。
他の人は声の出演だったりします。

ラストまでのあらすじ

アンナはまたまた「目を閉じて心の中に暖かい水が流れ込んでいる様子を想像して」等と心理士のような事を言い、レオンがその通りにして深呼吸して目を開けると気配は消えていました。
その後、レオンが眠りに着くとあの手足の長い魔物が醜悪な顔で天井からぶら下がり、彼の顔を舐めます。
レオンがそれに気付いて起きると追い掛けてきたので、レオンは一室に飛び込んで隠れます。
そこで倒れこんでいるとまたどこかに迷い込み、そこでロザリンドの声と蝋燭を消す霊のしつけを受け「信じなさい」と強要さるのですが、レオンはキッパリと「信じない」と断り、元の意識に戻ります。

屋敷に居るのが嫌になったレオンはさっさと出ることに決め、ビルに電話して「骨董品は全て売る」と伝え、荷物を手に去ろうとしました。
その時、ロザリンドが呼び掛けてレオンは足を止めたのですが、結局は出て行ったようです。

ロザリンドの独白によればあの怪物は彼女の孤独が産んだものだそうです。
家は売りに出されましたが、ロザリンドの魂はまだ家に居付いているようでした。

エンドロールで終了です。

訳わかりませんでした。
恐らくこういう事だろうと解釈したのですが、正しいのかどうか。
どうもロザリンドはひたすらレオンを見つめており、存在を伝えようとしていたような気がします。
もしかするとレオンも死んでるのかもしれませんが、それだと無理ある気が。
この映画は難解です。

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