ミノルくん可愛くないです クロユリ団地

クロユリ団地

誰から死ぬ?

制作年 2013年
制作国 日本
監督 中田秀夫
脚本 加藤淳也/三宅隆太
上映時間 106分
出演
前田敦子
成宮寛貴
勝村政信

だいたいのあらすじ

二宮明日香(前田敦子)は父の勲(勝村政信)、母の佐智子(西田尚美)、弟の聡と共にクロユリ団地の402号室に引っ越して来ました。
明日香は佐智子の指示で隣の401号室に菓子折りを持って挨拶に行ったのですが、隣人は玄関に出てくる気配はしたもののガン無視だったので、仕方なくドアノブに菓子折りを下げて引き揚げました。
その後、付近を散歩していた明日香は砂場で遊んでいる少年に声を掛けたのですが、彼は怯えたように逃げて行ってしまいました。
その夜、明日香は隣室からの音を耳にし、ベランダ越しに覗き込んでみたのですが、特に不審な点はありませんでした。

朝になると毎日5時半に隣の目覚めしが鳴り、なかなか停めてくれないので明日香は毎朝早く目が醒めてしまいます。
その後、明日香は砂場の少年と話をすることに成功し、一緒に砂場で遊ぶことになりました。
少年はミノルという名だそうで、彼は「本当のお爺ちゃんじゃないけどお爺ちゃんと住んでいる」と訳の分からない事を言い、「あそこに住んでいる」と401号室を指差すのでした。
介護の学校に通っている明日香は講師から老人の孤独死に関する話を聞き、帰宅後に心配になって401号室を覗いてみた所、老人の遺体を発見してしまいました。

通報後、遺体は収容されたのですが、松浦刑事(諏訪太朗)によれば篠崎老人は独り暮らしで誰も同居していないということでした。
老人が搬送される路上には野次馬が集まり、ミノルの姿もあったのですが、彼は楽しそうに明日香に微笑んでいました。
その夜、明日香は隣の家から何かを動かすような不気味な音を聞いたので、401のドアにある灯り取りの窓から中を覗いたところ、何かの影が蠢いていました。
翌朝、家族にその話をし、「隣には何かいる!」と訴えた明日香でしたが誰も取り合わず、両親はテープレコーダーの再生のように毎日のやり取りをしていました。

そして登校する際に思い切って401号室に侵入した明日香は遺品整理等の特殊清掃を行っている笹原忍(成宮寛貴)と出会います。
何となく怪異の件を話した所、「そういうこともしょっちゅうあるが、関わらない方がいい」とアドバイスされました。
その夜、松浦が明日香を訪ねて来て「篠原老人は心臓発作による自然死で事件性なし」と伝えに来ました。
尚、明日香が老人を発見した際は死後三日経過していたそうです。
玄関に来たのは誰だったんでしょうか?

直後にミノルがドアを叩き、遊びに行こうと誘いに来たので明日香は団地の公園で一緒に遊ぶことにします。
ミノルは来年小学校に入るそうで、聡と同い年だということで、友人は皆引っ越したそうです。
話をした際に明日香はミノルに「お姉ちゃん、自分が嫌になってるんだ」と打ち明けました。
別れ際に今度は家に遊びに行っていいか?とミノルに聞かれた明日香は「いいよ」と即答しました。

翌日、明日香は学校で介護の実習をしていたのですが、老人役の学友が篠原に変わり、耳元で「お前死ぬ」と呟いたので思わず突き飛ばしてしまいました。
バツが悪い思いをした明日香は無言で学校を飛び出して帰宅しました。
怖くなった明日香は笹原の職場を訪ねて相談し、「専門家を紹介しようか?」と言われます。
その後、帰宅すると明日香の家族が残らず消え、勲の携帯に架電すると「番号が使われていません」とアナウンスされたので、明日香は「家族が消えた!」と笹原に電話しました。

明日香は「そんなに憎いのかよ!」と401に怒鳴り込んだのですが、そこにはゾンビのような姿で壁をガリガリと引っ掻く篠原老人の姿がありました。
どうやら物を動かすような異音の正体はこれだったようで、老人に迫られて明日香は悲鳴を上げました。
401号室はいつになったら鍵が架るんでしょうか?

学校で様子がおかしかったので、明日香の受け持ちをしている講師・金本(青山草太)は連絡先を知り、明日香の叔父である二宮武彦(並樹史朗)を訪ねました。
武彦は妻の栄子(筒井真理子)と一軒家で暮らしていたのですが、そこには勲達の遺影があり、明日香の一家は既に死亡しており、彼女は独り暮らしであると言われました。
明日香の一家は観光バスの転落事故で全員死亡しており、唯一の生存者が幼少期の明日香でした。
それ以来明日香は「自分のせいで家族が死んだ」と自分のことを責めるようになったそうです。
なんでそう思うようになったんでしょうね?謎です。

一方、明日香も自分が繰り返し見ていた朝の一家団欒は妄想で、旅行に行く前の会話だったと思い出していました。
その朝、明日香は「友達にも話したから旅行には絶対行こう!」と勲と指切りをしていたため、自分が無理を言わなければ家族は死ななかったという思いがあったと判明します。
聡が「そんなに歳変わらないのに」と言っていた謎も解明しました。当時の話だったんですね。
その後、心配して駆けつけた笹原に明日香は真実を打ち明け、「両親の死からは逃げてはいけないと自分に言い聞かせていたのにこうなってしまった」と吐露しました。
笹原は一刻も早くこの団地からは出た方がいいと明日香にアドバイスしました。

翌日、ミノルが遊びに来たので明日香は家に招き入れ、ミノルは室内の様子を見て「引っ越すの?」と聞きました。
明日香は「独りぼっちなのに気付いたので、家に帰ることにした」と返答し、ミノルは「僕が家族になってあげる」と言いました。
すると401号室との壁がビキビキと割れ始めたのですが、明日香がヤメテー!と叫ぶと異変は収まりました。
それはそうとして笹原も問題を抱えており、彼の恋人ひとみ(佐藤めぐみ)は笹原が起こした事故が原因で植物状態になっており、彼が見舞いに行くとひとみの母(朝加真由美)は気遣ってくれるのですが、父(岩松了)は「もう来るなって言っただろう」とブチ切れていました。

感想

これは普通です。
引っ越し先にヤバいのいました!という内容で、ちょっと牡丹灯籠とかに似てる気がします。
良くある系の怖い話なので悪くないと思いましたが、怖くはないです。
笹原がなぜ必死に明日香を助けようとするのかは良く分かりません。

明日香が家族を失った件や笹原とひとみの関係はあまり本編には関係ないような気がしました。
あと、明日香の受け持ちの金本がわざわざ叔父の家に事情を聞きに行く展開は何だったんでしょうか?
これ単なる説明パートだったような気がしていて、中頃から明日香は学校休みまくりの気がしますが、全然心配してないみたいです。
そんな訳でポツンと浮いているような設定が多い気がしました。

刑事の出番も少しだけです。
この建物って怪死が多いようなのですが、警察は不審に感じたりしてないんでしょうか?

主演のお二人はなかなか良かったような気がしました。
子供は普通可愛いのですが、ミノル君はノーマルモードでもイマイチ可愛くないです。

暇つぶしにはなりそうな気がしました。

ラストまでのあらすじ

その後、笹原は明日香の件を霊能者の野々村(手塚理美)に相談し、力になってもらうことになりました。
明日香の部屋に来て壁に触った野々村は問題は篠原老人では無く、ミノルを部屋に入れた事だと言いました。
その後、笹原とこの団地の過去を調べたところ、ミノルは隠れんぼでダストボックスに隠れ、そのまま回収されて焼却場で焼かれたそうです。
凄く臭そうですけど、よく入れましたね。
その後、クロユリ団地では原因不明の怪死が多数発生しており、恐らく篠原は明日香に「早く逃げろ」と知らせようとしていたようです。

兎に角この団地から逃げて部屋にはミノルを入れない!ということになったのですが、明日香は再びミノルを部屋に入れてしまいました。
そして心配した笹原が迎えに来ると明日香はゾンビのような顔色で「ミノル君がいるからもう寂しくない」と言い出し、笹原を叩き出してしまいます。
仕方なく笹原は野々村に相談し、お祓いをすることになり、二人は再び明日香を訪ねて「ミノルが来ても入れるな」と釘を刺し、少し自分を取り戻した明日香は泣きながら頷きました。

ということで野々村はボランティアっぽい巫女さんのようなおばちゃん集団を連れて中心に座り、お祓いを始めました。
別室で待機していた明日香は笹原に「どうしてこんなに力になってくれるのか」と質問し、ひとみの件を聞きました。
そのお祓い中にミノルは玄関をノックし、「部屋に入れろ」と要求し、明日香が突っぱねると今度は家族の声色を使って「開けてー」と要求して来ます。
牡丹灯籠みたいな話になってきました
つい開けてしまいそうになる明日香でしたが、笹原が「騙されるな!」と押し留めたのでセーフで、家族の声は「お前が行きたいって言ったから死んだ」とか「一人でのうのうと生き残りやがって」と罵り始めます。

ドアの灯り取りから外を覗くと事故って血を流した聡の姿が見えたので、明日香はとうとう開けてしまいそうになるのですが、笹原が「しっかりしろ!」とビンタして喝を入れます。
ミノルは作戦変更して今度はひとみの姿になり、「開けてー」と笹原に呼び掛けます。
ひとみは「もう疲れたから生命維持装置の電源落として」とか要求し、笹原は玄関ドアを開けてしまいました。
笹原は吹っ飛んでしまい、玄関には完全に悪霊化したミノルが本性を現し、「遊ぼう」と明日香に呼び掛けます。

ミノルは「早く逃げろ」と呟く笹原を「こいつ邪魔」と睨みつけ、血管ビキビキにしてしまい、明日香は「遊ぶから許して」と攻撃を止めさせます。
「じゃあ約束」と指切りを要求し、明日香と指切りを始めたミノルでしたが「止せー」と笹原がタックルして来たので子泣き爺のように笹原に抱きつき、そのまま床に引き摺りこんでしまいました。
そして部屋には「イヤー」と叫びながら猿のように床を引っ掻く明日香だけが残りました。

笹原は焼却場に連れ去られて絶叫しながら焼かれてしまいました。
笹原とばっちりもいい所だと思います。
再び叔父夫婦に引き取られることになった明日香でしたが、完全に旅行に行った際の状態に幼児退行してしまっており、「お父さんとお母さんは何処?早くしないとバスに遅れちゃうよ」と呟くのでした。

エンドロールで終了です。

結局、今回ミノルは何がしたかったんでしょうか?</span

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