海賊エドガーのお宝ゲットです ハウンター

ハウンター

気付いた時には、もう出られない。

制作年 2013年
制作国 カナダ
監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本 ヴィンチェンゾ・ナタリ
上映時間 97分
出演
アビゲイル・ブレスリン
ピーター・アウターブリッジ
ミシェル・ノルデン

だいたいのあらすじ

リサ(アビゲイル・ブレスリン)はいつものようにベッドで「海賊エドガーの宝が待ってるよ」的な弟・ロビー(ピーター・ダグーニャ)からのトランシーバーを受けて目覚めます。
ロビーの声可愛いですね。私も起こして欲しいです。
リビングに行くとロビーがパックマンをやっており、ママのキャロル(ミシェル・ノルデン)からは洗濯機を回すように頼まれます。
「昨日やった」とリサが返答すると、キャロルは「つべこべ言わずに回しなさい」と命じ、「明日の誕生日何処行きたい?」と聞いて来ました。
リサは「明日聞いて」と返し、パパのブルース(ピーター・アウターブリッジ)がガレージで車を修理していると聞き、「「直らない」と呟きました。

家の外は霧に覆われていて出ることはできず、ブルースは「電話も通じないし、家に居なさい」とリサに言いました。
仕方なくリサはプロコのピーターと狼をクラリネットで吹いて練習します。
これ可愛いですよね。プロコはピアコンとかもいいですよね。
その後、リサは両親から呼び出され、洗濯していた服が消えたとか言われるのですが、「そんなの毎日の事で、ママは朝はパンケーキ、パパは車の修理、昼はマカロニチーズ、夜はミートローフ、8時には推理ドラマ。毎日同じことの繰り返し」と返答しました。
ブルースは「明日はお前学校で、パパは仕事だろ」と言うのですが、リサは「学校には行かないし、会社にも行かない」と断言し、更に「明日の誕生日も来ない」と付け加えました。

終いにはリサは「私達は永遠にこの家から出られない」と怒鳴り、それを聞いていたロビーは泣き出してしまいました。
両親は「なぜそんな事を言うのか…」と困り果てていたのですが、実はリサは同じ日をずっとループしていたのです。
今受けているお説教も昨日もその前の日にも言われており、毎日繰り返して来たことでした。
なぜかそれを自覚しているのはリサだけで両親やロビーは毎日リセットされているようでした。
ということで翌朝もリサは「海賊エドガー」で起こされ、誕生日の前日を繰り返すのでした。
実はリサは結果が変わるかもしれない!と考え、家族への返答内容を変えたり、洗濯の仕方を変えたりしていたのですが、全く変化なく同じ毎日でした。
RPGみたいですが、クソゲーですね。

尚、リサは洗濯室で聞こえる物音、謎の無言電話、部屋にある通気口から「リサ」と呼び掛ける女性の声などにも悩まされていました。
ある時、毎日の洗濯をしていたリサは思い切って洗濯機を動かしてみると、洗濯機の裏側に小さなドアを見つけました。
ノブを回してみたのですが回らず、鍵穴があるので施錠されているようでした。

リサの部屋は二階にあるのですが、いつものようにクラリネットの練習をしていると天井から物音が聞こえました。
屋根裏を見に行ったリサはこの家に引っ越した際に撮影したホームビデオを発見して再生してみます。
家族がこの家の前に並んでいるのですが、家の中には人影のような物が映っていました。
1984年とあります。そういえばTVではレーガンが演説してました。
リサはウイジャボードを持ち出し、「あなたは生きてるの?」と質問し、今度は「死んでるの?」と質問すると、コマは「YES」に移動しました。
近くに置いてあった模型の家の中の椅子がカタカタ揺れ、消えているTVのブラウン管にはリサの背後に立つ人物が映っていました。

リサがいつものように夕食のミートローフを「肉食はしない」という理由で拒否っていると、非喫煙者だったブルースは上手そうにタバコを一服していました。
それを見たリサはビックリ仰天し、何かが変わってきていると感じました。
そしてその夜は8時の推理ドラマ鑑賞も無く、ブルースは車の修理、ロビーはゲーム、キャロルは読書をしていました。
ガレージにブルースの様子を見に行くと、いつもは優しいパパだった彼が「何で直らないんだ!」イラついた様子で車をガンガン叩いていました。

実はリサは深夜1時頃になると部屋の前を通り過ぎる人影を目撃していました。
リサは大人しくベッドに入ったのですが、その日はいつも通り過ぎる人影が部屋の中に入って来て、ブランケットを被って怯えるリサに「リサ・ジョンソン」と呼び掛けながら手を伸ばして来ます。
リサは堪らず「何よ!」と起き上がったのですが、人影は消えていました。

翌朝、いつものようにロビーのトランシーバーで起こされたリサでしたが、それは海賊エドガーのものでは無く「大変だ!怖いから下に来て!」という内容でした。
リサが慌てて下に降りるとブルースがDVおやじになっており、キッチンの引き出しをひっくり返してキャロルに「どこに隠した!」と嫌な壁ドンしていました。
どうやら車のスパークプラグが無いということなのですが、ブルースは今度は「お前が隠したのか!」とすごい剣幕でリサに怒鳴りつけてきました。
「お前は何を言ってるんだ?」という感じのリアクションを取るリサでしたが、その時玄関の呼び鈴が鳴りました。

キャロルが応対すると「電話会社から修理に来ました。」と修理人(スティーヴン・マクハティ)が入って来ました。
なぜかリサは修理人を見て何かを感じたのかビビりまくってしまい、彼が二階に上がったので後を追います。
男を見るリサの目には骸骨映ってました。
修理人はリサの部屋でタバコを吸っており、入って来たリサに「いつから気付いてた」と質問し、リサは「1週間位前」と返答しました。
彼は「この家で不審な物音や声をに聞いても無視しろ。生きてる者と接触しようとしたら、お前の一家は苦しみを味わう」的な事を忠告して出て行きました。

その後はいつもの誕生日前日の夕食タイムとなったのですが、驚いた事に両親は修理人の件を覚えていないようでした。
堪えられなくなったリサはガレージにあったえらく古風な自転車で外の霧の中へ飛び出したのですが、真っ直ぐ進んでも家に逆戻りしてしまうのでした。
自分が死んでいると自覚したリサは屋根裏に行き、「死者が生者に怯えるのもおかしいわね」等と呼び掛けながらウイジャをしていました。
また、「他にも死者がいて、私の事を快く思っていないから助けて!」と呼び掛けましたが、反応ありませんでした。

ガッカリしたリサが部屋に戻ると、自分のベッドには中分けしたブロンド長髪の少女(エレノア・ジィシー)が寝ていました。
リサに気付いた彼女はリサの腕を握り「私を助けて。床下を見て。」と訴えました。
直後に部屋のドアは少女の父親と思われる人物が「オリヴィア!開けなさい」と呼び掛けながら激しくノックしていました。
リサはそこで気を失いました。

翌朝、いつものように海賊エドガーで目覚めたリサは早速、自室のカーペットを切って床板を外してみました。
そこにはスクラップックのような物があり、1953~70年に失踪した少年・少女のの膨大な新聞記事の切り抜きが貼ってあり、裏表紙には鍵がありました。
これは洗濯機の裏の鍵に違いない!と判断したリサは早速開けてみることにしました。
ドアの向こうに立って進める廊下のような物が見えたので、リサは懐中電灯を手に奥へと進んで行きました。

床には水が溜まっており、間もなく小部屋のような場所に到着します。
そこにはボロボロの棚が並んでおり、棚には古びたラベルのエーテル等の毒物が置かれていました。
床の水溜りにはネックレスや腕時計等の装飾品が転がり、部屋の奥には焼却炉がありました。
リサは焼却炉で焼かれる少女の幻影を見て、地下へと逃げ戻りました。
ここは雰囲気あって怖いシーンでした。

その後、いつも通りの朝食タイムとなったのですが、何と電話が鳴ります。
ブルースが取るとリサの担任からだったので、リサに取り継がれました。
電話は修理人からで「ここは昔から私の家だから、大人しくしろ。余計な事すんな」的な脅迫でした。
食卓に振り返るとロビーがいつも話し掛けていた空想の友人・少年エドガーが着席していました。
ロビーはエドガーに話し掛け、一緒に遊びに行くと言い出したので、リサは慌てて大声で止め、両親に窘められます。

エドガーは消えたり現れたりしてリサに「私の見せたいものしか見せない」と修理人の声で告げました。
すると時計がグルグルと動き出し、食卓に着いていた家族が死体になってしまい、終いには白骨化して崩れ落ちました。
超展開です。
リサは「この家で独りぼっちは堪えられない!家族返して!」と泣き叫び、次の瞬間には家族が心配そうにリサを見下ろしていました。
どうやら彼女が挑んでいる相手は好き勝手できるようで、触らぬ神に祟りなしと考えたリサは通気口からの声にも「ほっといてくれ!」と泣き叫ぶのでした。
しかし洗面所で物音がしたので見に行くと、リサの横に立っているオリヴィアが鏡に映りました。
実際にはリサの横には何も居ないようでしたが、リサは鏡を頼りにオリヴィアに向かって手を伸ばすと触れた感触がありました。
オリヴィアもリサの手を握り返したのですが、その瞬間にリサの意識はオリヴィアとなりました。

オリヴィアとなったリサは部屋に戻ったのですが、ゴスロリ趣味のリサとは異なり、少女趣味でポップな部屋になっていました。
監督は演出上で分かり易くするために見た目をリサにしてくれてますが、実際には見た目もオリヴィアです。
共通の趣味はあるようで、ベッドにはクラリネットが置いてありました。
オリヴィアはこの家にまつわる事件を調べていたようで、リサ達の一家が1985年に一酸化炭素中毒で死亡した事件のプリントアウトもありました。
実は現代劇だったと判明しました。

リサが階下に降りて行くとオリヴィアの妹(マルティーヌ・キャンベル)は猿を落とし穴に落とすようなゲームで遊んでおり、ママのアン(サラ・マンニネン)は朝食を並べていました。
アンはリサに向かって「夕べはよく眠れた?もう寝ぼけたりしないでね」と言いました。
オリヴィアのパパ・デヴィッド(デヴィッド・ヒューレット)はまるでブルースのようにガレージで車を直しながらイラついてタバコを吸っており、入って来たリサに「オリヴィア!仕事の邪魔すんな」と怒鳴りつけました。

その瞬間、リサの意識はリサに戻り、ガレージに倒れてキャロルとブルースに助け起こされていました。
両親は病院に連れて行きたいけど電話通じないしどうしよう…とひとまずリサをベッドに寝かします。
リサは自分は大丈夫と言い、ブルースに「スパークプラグ見つかった?」と尋ねると「エンジンバルブがイカれてるみたい。明日には直るから好きな物食べに行こうね」と優しく返答されました。

一連の出来事からオリヴィアに危機が迫っていると感じ、また謎を解きたいという気持ちがあったのかリサは通気口に向かって呼び掛けます。
直後にロビーから「エドガーがお姉ちゃんは悪い子だった言われた。今、秘密の洞くつにエドガーといるから」とトランシーバー連絡がありました。
リサは地下の例の部屋に違いない!とトランシーバーと懐中電灯を手に駆けつけました。
思い切って焼却炉の中にも入ってみると中は広々としており、床には人骨が散らばっていました。

しかしロビーの姿は無く、直後に「本当は屋根裏にいるんだよーん」というロビーからの連絡がありました。
そして修理人が現れ、「ロビーの事は任せな」と言い焼却炉のドアを閉めてしまいました。

感想

これはなかなか面白いです。
毎日がループしてるということに気付いた少女が頑張る話です。
てっきり「死んでる」事がオチなのかと思いきや前半であっさりネタバレします。
そして誰も協力者がいない死人少女リサが一人で頑張るという、他では見られない意外な展開になります。
これが軽くミステリー仕立てになっていて面白いのです。
ジャケ絵のリサとオリヴィアが並んでる絵がこの映画を上手く表現出来てる気がします。

リサ凄い頑張り屋さんですよね。心からお疲れさまと言ってあげたいです。
私だったら「どうせ死んでるんだからどうでもいいじゃーん」とテキトーに暮らすのですが、この子は違いました!
そういえばロビーも軽く無気力人間になってましたね。
こういう系はやっぱりダークサイドが強いみたいで、黒チームが強かったです。

演出は怖いというか雰囲気いい系で、地下室ライト一本シーンや霧の中シーンだとか不気味でいい感じです。
意識失う際のぼやけ映像もポップな色でチカチカしなくていい感じです。

ちょっとモヤモヤが多い映画でもあり、敵の能力がイマイチ良く分からない点とか、遺品目覚めの下りがあまり明確でないような…
大霊界だから仕方ないのかもしれませんが、敵が何が出来て何ができないのか?弱点は何なのか?という部分が明確になると後半の超展開の説明も上手く出来たのでは?と感じました。
でもリサの頑張りはそれらを軽く吹き飛ばすだけのものがあったような気がしました。

登場人物もいい感じで、私は優しいパパモードのブルースが好きでした。
この人はキレた時のギャップが凄いなあと感じました。
リサちゃんは可愛いのですが、軽くデス系です。
この人サインの時可愛かったですね。そういえば最近だとマギー出てましたね。

これはなかなか面白いので観て損は無かったと思いました。

ラストまでのあらすじ

リサは焼却炉の床で「1954年卒業記念」と書いてある指輪を拾った後に煙突をよじ登って脱出しました。
煙突の先はガレージで、そこには失踪事件のスクラップブックの最初の記事の少女フランシス(サマンサ・ワインスタイン)が閉じ込められていました。
フランシスは施錠されたガレージのドアをスパナで壊そうとしており、話を聞くと男に声を掛けられて拉致されたそうです。
彼女はとうとうガレージの鍵を壊し、シャッターを開けて家へ戻ろうとしました。

あの修理人が連続殺人をしていたと悟ったリサは、フランシスに「あなたはもう死んでいて、家族は新しい人生を送っている」と告げ、遺品の指輪を渡そうとしました。
フランシスは「なんてこと!」とプルプルと指輪に手を伸ばすと修理人の手がシャッターの隙間から伸び、「ここは私の家だ!」という声と共にフランシスを連れ去りました。

リサは意識を失い、ガレージで倒れている所をキャロルに起こされました。
何かを悟り棚を漁ったリサはエーテルの瓶を見つけ、ブルースが一家を殺害したのだと悟ります。
「パパがやった!お前にも責任がある!」と訳の分からない事を叫ぶ娘を見て困惑していたキャロルに、リサは「もう繰り返させない!」と宣言して二階に駆け上がりました。
ロビーの部屋に行き、エドガーの事を尋ねると「どこかに行っちゃった」と答えました。
彼はずっと捜していた眼鏡を発見し、かけたことで自分が死んでいると自覚したそうです。
そういえばリサはクラリネット吹いてましたね。

リサは部屋に戻って一心にクラリネットを吹き、なぜかオリヴィアとシンクロするのに成功しました。
リサが吹いてたのはフルートパート部分だと思います。
早速、リサは色鉛筆で自分(オリヴィア)の腕に「この家から出て」と書きました。
オリヴィアは「リサ、再生して」というメモを貼ったiPadを机の上に準備していたようで、リサは「どうやって使うんだろう」と戸惑いながらも真ん中の再生ボタンを押しました。

あの修理人はエドガー・マリンズという名で、多くの少女を拉致してこの家で殺害し、1983年に死んだそうです。
どうやらエドガーは死後もこの家に居座り、一家のパパに憑依して殺人をさせているようなのです。
オリヴィアはガレージにあったリサの遺品のネックレスを見つけ、それに触れることでリサは目覚めたようです。
彼女は「あなたしか頼れないから家族を助けて!」と懇願していました。

そして階下ではデヴィッドが「どこに隠した!」とキッチンの引き出しをひっくり返してアンに怒鳴りつけていました。
リサの目ではデヴィッドは修理人になっていたので、アンに「こいつはご主人じゃない。子供を連れて家から逃げてー」と叫びました。
デヴィッドに二階に連れて行かれそうになったリサは家を飛び出し、向かいの家で芝刈りをしていたおじさんに向かってダッシュし、「警察呼んでー」と叫んだのですが、見えない壁にぶつかって倒れてしまいました。
そしてデヴィッドに捕まって腕の文字を唾で消され、リサは意識を失いました。

息を吹き返したリサはベッドで寝ており、キャロルが前庭に倒れている彼女を運んだそうなのですが、キャロルは自分が死んだことに気付いていました。
毎日消える洗濯物とはキャロルが事件のあった晩に、子供を連れてブルースから逃げようとスーツケースに詰めた服だったのです!
すっかりこの道のベテランになっていたリサは「じゃあパパを目覚めさせて逃げよう!私に任せて!」と言い、キャロルは「ずっと知らせてくれていたのに分からなくてゴメン」と今までの事を謝罪しました。

リサはガレージに行き、ブルースにスパークプラグをセットさせて車のエンジンを駆けさせました。
エンジンは一発で駆かり、ブルースは家族にエーテルを嗅がせて寝かせ、車の中で排ガス心中したことを思い出しました。
私はなんてことを!と嘆くブルースでしたが、リサは「パパは操られてただけなの」と告げました。
その瞬間、家中が揺れ出し、「何が起こったの?」と家族全員が集まって来ました。
一家は家の外に飛び出し、霧の先に太陽が見えたので、そこに向かって走って行きましたが、リサは一人残り、オリヴィアを助けることに決めました。

家の中はやたらと古風になっており、蓄音機などが置いてありました。
リサは二階の一室で修理人こと少年エドガーがベッドに居る両親の口を塞ぎ、殺害している現場を目撃しました。
すぐエドガーに気付かれたので、リサはエドガーの部屋に逃げ込み、必死でオリヴィアに呼び掛けました。
上手いことオリヴィアになったリサはデヴィッドの攻撃を避け、地下室に飛び込んで遺品を集め、「皆の力をオラに貸してくれ」的な事をしていました。
しかしデヴィッドにエーテルで口を塞がれ、リサと名指しされながら意識を失いました。

リサが息を吹き返すと、まだオリヴィアのままで一家は車の中で縛られ、口には粘着テープを貼られていました。
彼女はど根性で落ちていたライターで手の拘束テープを焼き切り、足のテープも剥がしました。
デヴィッドが戻って来たので拘束されたままの振りをし、エンジンを駆けたので隙を見て背後から首を絞め、キーを奪って逃げました。
リサは庭先でキーを投げ、追いついたデヴィッドは「お前の時間は消えて家族バラバラだぞ」と脅します。

リサは「オリヴィアが救われるならそれで構わない!」と叫んだのですが、デヴィッドはスペアキーを持っていました。
「絶対に阻止してやる」とデヴィッドに飛び掛かったリサは揉み合いになるのですが、捕まってしまい、車に連れ戻されそうになります。
そこにフランシス率いる被害者の会が到着し、フランシスは大口を開けた恐ろしい形相でデヴィッドを指差しました。
被害者の会の皆さんは霧の中でデヴィッドの中にいる修理人・エドガーを捕まえたのですが、その中には彼の両親もいました。
そしてエドガーは彼等に連れ去られ、焼却炉に監禁されて燃やされました。

息を吹き返したデヴィッドは「私は何をしていたんだ」と混乱しながらリサと抱き合いました。
デヴィッドは家族をベッドで寝かせ、「どうしてこうなった」と落ち込んでいたのですが、リサは「これで元通り」と慰めました。
リサはエーテルの瓶を処分し、オリヴィアに別れを告げました。

翌朝、リサはなぜかベッドで寝ており、「誕生日おめでとう。プレゼントがあるよー」というロビーの声に起こされました。
階下に降りると家族が揃っており、16歳の誕生日プレゼントの自転車が置いてありました。
窓からは光が差し込んでおり、ブルースは「外には望むものが何でもある」と言いました。
リサは玄関のドアを開け、光に包まれるのでした。

エンドロールで終了です。

どうやら成仏できたようです。
リサに何も無かったら悲しいですもんね。ちょっと泣けました。

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