マリアッチ手慣れてます エル・マリアッチ

エル・マリアッチ

町を渡り歩いてたらひどい目に遭う話

制作年 1992年
制作国 アメリカ/メキシコ
監督 ロバート・ロドリゲス
脚本 ロバート・ロドリゲス
上映時間 81分
出演
カルロス・ガラルドー
コンスエロ・ゴメス
ジェイム・デ・ホヨス

だいたいのあらすじ

刑務所にぶち込まれていたギャングのアスール(レイノル・マルティネス)はかつての仲間モコ(ピーター・マルカルド)に「分け前パクるなよ!それと俺をここから出せ!」と要求しました。
モコは「あいつウザい!」と逆に刑務所に刺客を送り込んで彼を抹殺しようとします。
しかしアスールは手下を返り討ちにし、「お前殺すから待ってろ!」とモコに電話しました。
メキシコ警察は賄賂次第でなんとかなるようで、アスールは看守にお金を投げてあっさり脱獄しました。
アスールは部下に迎えに来させ、ギターケースに詰め込まれた武器を渡されてご満悦で刑務所を去りました。

ある朝、アクーニャという町に向けてギターケースを持った旅回りのマリアッチ(カルロス・ガラルドー)が路上でヒッチハイクをしていました。
しかし車は拾えず、18㎞程度だったのでテクテクと歩いていくことにしました。
やがてアクーニャに到着し、只で飲めるココナッツ水をゲットしたマリアッチはちょっと言い気分になり、公園で顔を洗いました。
マリアッチというのは旅回りの歌手なのですが、彼はまだ駆け出しで、早速バーに営業に行きました。
しかしバーにはシンセを弾くおじさんが常備されていたので「マリアッチなどいらん!」と断られました。
シンセおじさんウケます。

マリアッチとは入れ替わりにギターケースを抱えたアスールがバーに入って来て、テーブル席にいた4人組がモコの手下だと知るやケースからサブマシンガンとショットガンを出して手下を射殺して店を出ました。
モコの手下であるバーテンはアスールの特徴を電話でモコに知らせました。
ギターケースに黒い服というアスールの特徴を聞いた手下たちは「アスールの野郎!ぶっ殺してやる!」と息巻いていました。

マリアッチは「ツイてない。時代はシンセか」とこぼしながらホテルの部屋を取ったのですが、その店主はモーリシアの手下に「ギター黒服のやつ来たら教えろ」と指示されていたので、同じ服装の彼を見て連絡しました。
ベッドに横になったマリアッチは「路上で寝てたらバスケ少年にボールをパスされたけどボールじゃなくて生首でござる」という謎の悪夢を見ていたのですが、ホテルにはモーリシアの手下の殺し屋連中が乗り込んで来ていました。

フロントのおじさんが叫んでいるのを聞いて自分が狙われていると知ったマリアッチは急いで部屋を出ました。
しかし上着を着ていなかった彼はギャング達にスルーされたので、急いで部屋に戻ってギターケースと部屋にあった謎のモーニングスターを装備し、上着を着て部屋を飛び出しました。
またフロントがチクったので、マリアッチはガチでバンバン撃たれたのですが、何とか被弾せずに逃げ出しました。
町中でも追われたマリアッチは電線をロープ代わりにしてバスのフロントに飛び乗ったり、撃って来た手下の間をすり抜けて同士討ちさせたりと凄いテクニックを披露します。
本当にマリアッチなんでしょうか?この人

残り二人の手下の一人はギターケースでKOして銃を奪い、その銃でもう一人の手下を射殺し、マリアッチは逃走しました。
疲労困憊したマリアッチはドミノ(コンスエロ・ゴメス)のバーに逃げ込み、正当防衛で4人殺した件を打ち明け、通報しようとした彼女に泣きついて匿ってもらうことにしました。
二階に通されたマリアッチは図々しい性格だったようで、勝手に風呂に入って寛いでいました。

その頃、マリアッチの部下が下のバーに来て「ギターケース持った黒服のやつ知らんか?」と聞いたのですが、ドミノは「知らん」と答えていました。
手下は電話でモコに「逃げられちゃったゴメン」と連絡して引き揚げました。
ドミノは手下から「ギターケースの中身は銃!」と聞き、二階に上がって「何勝手に風呂入ってんだ!」とマリアッチを叱りつけた後にギターケースを調べました。

やっぱりケースの中身はギターだったのですが、イマイチ信用できないドミノは「ギター弾いて恋の歌歌ってみろ!」と要求し、マリアッチはギターを弾いて自分の危機的状況の歌を即興で作り、いい声で歌ったのでドミノは納得しました。
図々しさに定評のあるマリアッチは誤解が解けた所で「寝る場所とご飯だけでいいから雇ってくんない。仕事も探すしさ」とのたまい、ドミノはうっかり承認してしまいました。
しかしドミノはちゃんとしないと殺すぞ的な脅しはしっかり入れるのでした。

モコはアスールに電話し「部下を10人も殺しやがって!」と言うと「俺が殺したのは6人だ」とイマイチかみ合わず、アスールから「金出せば攻撃しないよ」と言われたのですが、「徹底抗戦だ」と宣戦布告していました。
モコは常にいつもオールウェイズ美人な愛人(クララ・スコット)を従えてます
そう言う訳なのでアスールは「こうなったら倍殺したるぜ」とケースを手に出発していました。
その頃、マリアッチはドミノの店で「生きる歓び」とかいう歌を披露して客の喝采を浴び、ドミノもラブリーな視線を彼に送っていました。

マリアッチはひとまず二階の隅で寝かせて貰うことになったのですが、ドミノにはナイフといつもふて寝ばかりしている番犬がいるので安心なようです。
その後就寝したマリアッチはまたあの路上で生首バスケ少年に出会い、墓の中を懸け回るという謎の夢を見ました。
翌日、マリアッチは例のホテルに戻り、「叩き出したんだから補償金返してっ!」的にフロントのおじさんからお金を回収していたのですが、フロントおじさんは彼がホテルを出るや否や電話でチクっていました。
そしてドミノはモコの愛人だったらしく、モコに電話を入れており、偶然にもドミノの店にはアスールが現れました。

感想

これはなかなか面白いです。
人違いでギャングに狙われるようになったマリアッチが頑張る話です。
シンプルな話なのですが、なかなか面白いです。
ほとんど自主映画のような感じで凄く安くて刑務所がスカスカだったりしてツッコミどころは満載です。
特にマリアッチが素人とは思えない点が非常に気になります。
でも構成が寝られているようで展開が面白く、荒いですがスピード感のある演出はパラサイト辺りを連想させます。

それにしてもメキシコ人裏切り過ぎだと思いました。
アスールの手下もすぐ逃げるし、モコの手下も同じような感じだし。
あと、町中で銃を持って走り回っても捕まらないのが恐ろしいです。
流石にメキシコが治安悪いと言ってもこの辺りは誇張だと思われます。

この映画を観てるとなぜかフィースト3のエンディング曲が浮かんできます。
あの曲イラッとしながら聞いた記憶があるんですが、なんで思い出すんでしょう。

なかなかマリアッチが可愛くていい味出してます。
これはモテても致し方なしという感じでした。
この後、ヴァンデラス氏に引き継がれるようです。
でも続編よりこっちの方が私はシンプルで好きです。

ラストまでのあらすじ

アスールは直ぐに店を出て行き、入れ違いに入って来たマリアッチは「あいつに間違われたんだ」と気付きました。
通りに出た所でアスールはモコの手下に銃を突き付けられてギターケースを調べられたのですが、ドミノの店を出る際にマリアッチのギターケースを間違って持ってきたらしく、見逃してもらえました。
マリアッチとアズーリはお互いにケースが変わった事に気付き、マリアッチはギターケースを抱えて店を飛び出しました。
通りを歩いているアズーリを発見し、ケースを交換しようとしたのですが、その前にモコの手下に見つかり、マリアッチは追われるハメになります。

追い詰められたマリアッチは「こうなったらやってやる!」とばかりにギターケースから銃を出し、立て続けに手下を二人射殺しました。
アジトに戻ったアスールは手下二名にギターケースを取り返すように命じました。
バーに戻ったマリアッチはドミノから相手の名はアスールだと聞かされたのですが、ドミノは先ほどモコから情報収集していたようです。
先ほどの立ち回りで手下に顔を見られたマリアッチは完全にターゲットにされてしまいました。

ドミノは実は自分はモコの愛人であるとマリアッチに打ち明けました。
その夜、マリアッチはまたバスケ少年と通りの悪夢を見たのですが、今度は血まみれのドミノが佇んでいるという不吉な内容でした。
翌朝、ドミノは自分の貯金をマリアッチに渡し、これでギターを買えと言ったので、マリアッチはひとまずギターを買いに行きます。
楽器店の前でギターを物色しているとモコの手下に発砲されたので、走行中のトラックの荷台に飛び乗って隠れたのですが、それは手下一味のトラックでした。

手下に殴られてKOされたマリアッチはそのまま町外れのモコのアジトへと連れ去られました。
荷台で気絶しているマリアッチを見たモコは「こいつじゃないぞ」と手下を追い帰しました。
マリアッチは手下の手でドミノの店付近の路上に捨てられ、息を吹き返しました。
一方、ドミノの店にはアスールが現れてケースを回収し、ドミノにモコのアジトに案内しろと要求していました。
アスールはマリアッチの居所を知っていると匂わせてドミノに連れられて農場に到着しました。

アスールはドミノを人質に「俺の取り分を寄越せ」とモコを脅しました。
ドミノは「マリアッチはどこ?」とモコに聞いたので、モコは「俺を裏切っていたのか」と激おこしてドミノを射殺してしまいました。
一方、マリアッチはドミノが連れ去られた事を知り、彼女のバイクでモコのアジトに向かっていました。
モコは人質のいなくなったアスールを射殺し、アジトへ入って行きました。

マリアッチはモコのアジトの庭で倒れているドミノを発見して放心していました。
そこにモコが現れ、「手下を殺して女まで取りやがって!」と嫉妬に狂い、手を挙げて無抵抗をアピールするマリアッチの左手を銃で撃ち抜きました。
怒りのマリアッチはアスールの銃を拾い上げ、「町から出て行くんだな」と笑っているモコを射殺しました。
大勢の手下がそれを見ていたのですが、モコは手下に嫌われていたので、誰もマリアッチを攻撃せず、アジトの中に引き揚げました。

マリアッチは最後にドミノにキスをしてアスールのギターケースを持って引き揚げました。
二度とギターが弾けなくなった彼はドミノの形見のナイフと犬を連れ、ギターケースを背負ってバイクで町を出て行きました。

エンドロールで終了です。

悲しい話ですが、最後は希望がありました。
特典は色々入っていて豪華でした。

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