すっきりしませんでした DEATH FILE2

DEATH FILE2

誰が殺し誰が殺されるのか

制作年 2006年
制作国 日本
監督 福田陽平
脚本 福田陽平/大庭功睦
上映時間 82分
出演
長澤奈央
川原真琴
秋山奈々

だいたいのあらすじ

前作です。

OV DEATH FILEのネタバレ紹介と感想です。

JKが路上でインタビューを受けていたのですが、そこに刃物を持った男がぶつかって来てJKは刺殺されてしまいました。
殺害されたJKはDEATHFILEに名前が書かれており、これも一連のDEATHFILE事件だと判明しました。
山部(真島秀和)は相変わらず唐沢(長澤奈央)と共に事件を追い掛けていたのですが、前回保護した堀口(染谷将太)は相変わらずサイトのサブリミナル映像については口を割らず、そのまま精神病院に収容されていました。
堀口が保護されてもDEATHFILEのサイトはいつの間にか復活してしまい、いたちごっこが続いていました。
唐沢の妹・利恵(川原真琴)の学校でもDEATHFILEの件が話題になっており、関わりを持っていた葉子(秋山奈々)はそれを見て怯えていました。

唐沢は堀口の病院を訪ね、彼にDEATHFILEが復活した理由を尋ねたのですが、彼は相変わらず「人間自身の自分の中の悪が居なくなれば殺人がなくなる」と言い、「殺人を犯している人も被害者で僕にはそれがわかる」と掴み所が無く、サブリミナル効果のあるファイルについても「自分には分からない」と返答していました。
マスコミが取り上げたことでDEATHFILEの書き込みは増加しており、唐沢達が容疑者として追っている土橋(永岡佑)の行方は依然として掴めていませんでした。
事件を必死に追うあまりに唐沢は自分の誕生日を忘れており、利恵が細やかながら祝ってくれたので思い出す始末でした。

そんなある日、利恵のクラスの男子達は面白がって学校のPCで嫌いな生徒の名をDEATHFILEに書き込み、逆に死刑宣告されてしまったのですが、利恵は学校に現れた土橋とぶつかってしまい、ノートの名前を見られていました。
その直後に男子達は土橋に植木バサミで斬殺されてしまいました。
今回の事件はいつものものとは違い、被害者男子達が面白がって名前を書き込んだ他の男子がそれを発見してDETHFILEで助けを求めたところ、逆に被害者男子達が成敗されていました。
しかしその名前を書かれてしまった男子もクラス内で「なんでお前は死なないの?」という中傷のメモを受け取り、自殺してしまったのですが、奇しくもそれは被害者男子達がDEATHFILEで見た動画と同じ死因でした。

唐沢は堀口を訪ね、「DEATHFILEは君の考えている方向性とは変わり、無差別殺人サイトになっている」と危険性を訴えて彼の良心に問いかけようとします。
更に堀口が両親と兄を亡くしている事から、その時どう思ったのか?と尋ねて心を開かせようとしました。
逆に堀口からなぜ刑事になったのか?と質問された唐沢は「父は刑事で連続殺人鬼を撃たなかったので殺された」と語り、その後殺人鬼は死刑を宣告された件、ずっと異常者だと言われていた殺人鬼は「正常であるから死刑」という宣告を聞いて喜んでいた件を話しました。
堀口には犯人の気持ちがわかるようで、「命より大切なものを得られて犯人は幸せだった」と語ります。

唐沢は犯人が死刑になった所で父が戻るわけではないので、どうでも良かったと言いながらも、その所為で悪を憎む気持が芽生えて刑事になったのだと打ち明けます。
堀口は兄が自殺してから両親に虐待を受けていた件や、サブリミナルなファイルは彼が両親の虐待現場を撮影した際に偶然収録されたと打ち明けました。
サブリミナルなファイルを見た堀口は自分の中で抑えていた両親への殺意が解放された気がしたそうですが、その後彼は施設に収容されてしまいます。
その後、堀口の憎しみの所為か両親が事故で死亡し、喜んだ堀口は皆にもこの機会を与えようとDEATHFILEを作ったのだそうです。

その後、唐沢は学校の被害者男子を殺害したのは土橋だったと知るのですが、同時に柴田(二階堂智)からかつて唐沢の父が土橋を逮捕した事があった件を聞かされました。
ずっと家に帰っていなかった唐沢は柴田の勧めで一時帰宅したのですが、また事件が起こってしまい、現場に急行しました。
事件は神奈川で起こっており、被害者はサイトウキョウコ18歳の女性で、バラバラにされて箱に詰められた状態で発見されました。
犯人は土橋では無く、DEATHFILEにアクセスしていたキョウコの妹であり、「神様が殺してもいいと言った」と前田洋子事件と似たような供述をしていました。

直後に唐沢は葉子から電話を貰い、最近利恵が学校に来ておらず連絡も取れないと聞かされ、柴田に事情を話して自宅へと戻りました。
帰宅するや否や唐沢の携帯に利恵の携帯からの着信が入ったのですが、通話はできませんでした。
その頃、利恵は土橋に監禁され、椅子に縛り付けてられていました。
その後、唐沢は必死に利恵を捜し、帰宅途中の葉子と話して利恵を想い、泣き崩れてしまうのでした。

感想

これはイマイチです。
例のDEATHFILEを追っていくという内容で、1作目と2作目をセットで観るというのが正しい鑑賞内容だったようです。
しかし2本観てもイマイチなのには変わりなく、結局広げた風呂敷を全く回収できずに小さく終わっています。
どうやらネット上の匿名の暴言に物申したいようにも感じられるのですが、だからどうしたという感じです。
小さくまとめてきちんとお話に整合性を付ければ意外に面白くなったような気もします。

結局、土橋がなんなのか?DEATHFILEがなんなのか全く理解できず、何も考えていないような印象を受けました。
高校生男子が三人揃って土橋にやられるのも理解できず、堀口の能力も謎です。
粗が目立ち過ぎて中身の薄い本編に入り込めないのも残念です。
演出もなんだか自主制作映画のようでイマイチです。

わざわざ観なくてもいいと感じた次第です。

ラストまでのあらすじ

その後、柴田は唐沢の精神状態を案じ、土橋の捜査から彼女を外しました。
唐沢は堀口を訪ねて土橋の居所を質問し、なぜか土橋の居所を知っていた堀口は居所を教えてくれました。
堀口は唐沢が土橋と向き合った時にどういうリアクションを採るか興味があるそうで、「あなたは死ぬ」と予言しました。
更に堀口は「自分の心と向き合って土橋を殺さないと妹を救えなかった事を一生後悔する」と付け加えたのですが、唐沢は聞く耳持たずに飛び出します。
彼女は柴田に一方的に応援要請をして現場である工場に向かいました。

唐沢は土橋と対峙したのですが、組み敷かれて首を絞められてしまいます。
そこに柴田達が踏み込んで来て土橋を取り押さえ、唐沢はそのまま気絶したのですが、利恵は既に頭部を切断され、殺害されていました。
その後、ショックを受けて職場を欠勤していた唐沢は決意を胸に土橋の名をDEATHFILEに書き込み、土橋が拘置所に移送されるニュースを聞いて外に出て行きました。
唐沢はヘラヘラ笑いながら署を出て来た土橋に拳銃を向けたのですが、やがて自分の頭に向けた後に発砲し、自殺してしまいました。

唐沢はDEATHFILEに「人が人を裁くことはあってはならない。自分が殺人の輪廻を止める。殺人に正義はない」と遺書的な書き込みを遺していました。
しかしDEATHFILEは存続しており、相変わらずの公開裁判が行われているのでした。

エンドロールで終了です。

なんだったんでしょうか?

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