毛が伸びます TRICK 妖術使いの森編第一話

TRICK 妖術使いの森編第一話

妖術使いのトリックを暴く話

制作年 2002年
制作国 日本
演出 堤幸彦
脚本 蒔田光治
上映時間 60分
出演
仲間由紀恵
阿部寛
寺田農

だいたいのあらすじ

どこかの森の中で変なカップルが逃げていたのですが、前方にはなぜかモアイ像のような物が浮遊して立ちふさがっていました。
一方、山田里美(野際陽子)の経営する書道教室の前には東南アジアの妖怪のような姿をした人物が現れ、謎言語で里美に「お久しぶりです」と挨拶していました。

ある日、奈緒子(仲間由紀恵)が帰宅すると上田(阿部寛)が乗せるとなんでも軽くなるという重力を遮る板の話をし始めました。
先日、上田の所には来さ村という居酒屋のような名前の村の建設部長・橋本(市川勇)が訪ねて来て依頼をしていました。
来さ村には昔、東南アジアの妖怪のような姿をした妖術使いが住んでいたそうで、不思議な術を使って村の金品を巻き上げたそうで、その中にはつぼ八という村の宝もあったそうです。
怒りの村人は妖術使いを付近の白木の森で殺害したそうですが、妖術使いは復活して悪事を働いているそうです。

そして上田は妖術使いの使った術の巻物を見たのですが、奈緒子はその姿に見覚えがありました。
妖術使い(椎名桔平)は里美の居た島から来たと語り、幼少期の奈緒子の前で米俵を宙に浮かべて手招きしていました。
ということで奈緒子は上田と同行して妖術使いの謎を探ることになりました。
村に着くと橋本の妻マリア(ルビー・モレノ)が小学校の校庭に案内してくれたのですが、そこには沢山の人が集まっていました。
今回白木の森を探索するのは4回目だそうで、その前の調査隊は行方不明だということです。

今回のメンバーは秘境探検家のアラン・井上(手塚とおる)とその部下二名、民俗学者の柳田(寺田農)、やる気建設の日向(佐藤二朗)、ルポライターの小松(石野真子)、それに上田と奈緒子だそうです。
ということで出発したのですが、どうしても高速道路を誘致したい橋本達に反対している村人も居り、村長の大橋(八名信夫)がその代表格でした。
大橋は「まずーい」を連発しながら森に入ったからには妖術使いを捕まえて来なければ殺すと皆に銃を向けました。
なんでもこの村では過去に妖術使いを捕らえようとした調査団が心を操られ、村人を虐殺する事件を起こしたのだそうです。

橋本達はそれを振り切って森へ入ったのですが、この辺りの木には育毛の効果があるそうです。
そして一行の前にモアイのような人面岩が現れ、柳田によれば妖術使いは重力遮断板でこの岩を浮遊させるそうです。
その後、一行は小屋を発見したのでそこで休むことにしたのですが、壁には血糊があり、机の上には柳田の助手が残して行った資料がありました。
柳田曰く妖術使いとは南方の島に居た不思議な力を持った一族の末裔だと言うのですが、小松は柳田の事を知っていたようで、「この人はインチキで学会を追放された」とあざ笑うのでした。

その後、岩に開いたヘンな小さな四角い穴の所に到着したのですが、嘘を吐いてその穴に手を入れると手が焼かれるそうです。
フランス人を自称するアラン井上が自己紹介してから穴に手を入れると炎が噴き出して来たのですが、「井上権三、日本人だ」と本当の事を言って手を入れると炎は噴き出しませんでした。
柳田はドラム缶の上に並べたコインを皆が見ないようにして上田にひっくり返させ、上田が「表か裏か」を穴に向かって叫んで真偽を確認しようと提案します。
そして上田が実行すると炎は真偽をピタリと当てました。
このコインは両方表ということはないのでしょうか?

次に一行は石造りの仏壇のような物を発見したのですが、これは死者を甦らせる棺桶だそうです。
小松はそれを聞き、柳田に「あなたが死んで入って証明してくれ」と柳田を挑発しました。
結局、日向が扉を開けたのですが、中からは白いフードの人物が飛び出して来て走り去りました。
柳田曰く妖術使いが生き返ったそうで、ヤバいことになるということでした。
その後、辺りはすっかり暗くなったのですが、夜の森に「毛が伸びーる」という歌声が響きました。

一行は小屋に戻ったのですが、小屋には「私を殺した者に裁きを下すために甦った」的な垂れ幕がぶら下がっていました。
その翌朝、日向が人面岩に潰されて小屋の前で死亡していました。
上田はこの岩は空洞で中に水が入っていると指摘して、「水はどうやって運んだの」と突っ込まれたので、奈緒子が「空洞で電磁石が入ってる」とフォローしました。
しかし岩は金属では無いので、この仮説も説明が付きませんでした。

その後、殺人が起きたので村長に警察を呼んでもらおうということになり、一行は引き揚げます。
しかし森から出ることは出来なかったので、マリアの提案で日向を死者を甦らせる棺桶に入れてみてはどうかということになりました。
どうやって死体を岩の下から出したんでしょう。
その頃、里美は村長の依頼で村の看板を書きに来ており、同時に村長を訪ねて警視庁の偉い人が来たと役場の石橋(中越典子)が知らせに来ていました。

2時間後に奈緒子達は棺桶を開けたのですが、日向の死体は消えており、発狂して走り出した橋本は木の根元に日向は座っているのを目撃しました。

感想

これは普通です。
何処かの村に居る妖術使いの謎に迫るという内容です。
謎解きは後半のようで、今回はトリック暴きがありませんでした。
村の周辺が居酒屋系の名前になっているようなのですが、来さ村の名前の由来がイマイチ分かりませんでした。
ググってみたら村さ来という居酒屋があるようで、そういえばどっかで見たことあるかもと思い出しました。
この辺のネタは好きな人にはウケるのかもしれませんが、私にはウーンって感じでした。

流れもコミカルで奈緒子がツッコみながら進めて行く感じで、一応本題も進行するのでバランスが取れている感じではありました。
でもアランの件や青汁絡みとかいらないんじゃ?と思われるシーンもややありました。

尚、前半で依頼人関係の人は全滅するので、奈緒子達が残る理由ももう無いのですが、ひとまず森から出られないということにしてあるようです。

ラストまでのあらすじ

矢部(生瀬勝久)は石原(前原一輝)と共に村長を訪ねて来たのですが、彼等はつぼ八が闇のオークションに掛けられている件を捜査しに来たのだそうです。
事件は半年前に起きたそうで、その時期は柳田の助手である岸本が森に入った時期でした。

奈緒子達は橋本の悲鳴を聞いて駆けつけたのですが、なぜか橋本は日向の死体を棒きれで殴りつけていました。
そして橋本は日向を殺したのは岸本だと訳の分からない事を言い、半年前の話を始めます。
橋本と日向は岸本と共に森に入ったのですが、橋本はつぼ八を発見したそうです。
日向はつぼ八を売って山分けしようと言い出し、猛反対する岸本を小屋で撲殺し、遺体を死者が甦る棺桶に入れ、その帰り道に妖術使いを目撃したそうです。
その後、日向はつぼ八を売りに出したのですが、橋本の所には「お前がやったことは知ってる」と脅迫状が来るようになったそうで、今回橋本達が同行したのも岸本の遺体を隠すのが目的だったそうです。

そこに矢部達が現れ、つぼ八を売ったのはどいつだ!とぶち上げたのですが、既に橋本が白状したと聞いてガッカリします。
橋本は犯行は認めたものの、写真を見て「これは私が見つけたものとは違う」と言いました。
しかし矢部達は問答無用で橋本を連行し、マリアは「わたしは無関係」と手を振りました。
奈緒子は棺桶には仕掛けがあるはずと上田と調べた結果、奥に隠し通路があるのに気付きました。
そしてその隠し通路は外の簡易トイレの小屋と繋がっていたのでした。

矢部達は結局森から出られず、奈緒子達と合流して小屋に滞在することになりました。
そして上田は橋本から妖術使いの正体が分かったから、深夜1時に棺桶の前で教えますと約束していました。
上田は深夜1時に棺桶の前に行ったのですが、そこには橋本の遺体が転がっていました。
一方、奈緒子も小屋の外に出ており、妖術使いと再会していました。
妖術使いは里美の故郷である黒門島から渡って来たらしく、奈緒子を迎えに来たと言うのですが…

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