額に十字架の刺青 プリースト

プリースト

ヴァンパイア探しに行ってひどい目に遭う話

制作年 2011年
制作国 アメリカ
監督 スコット・スチュワート
脚本 コリー・グッドマン
原作 ヒョン民友
上映時間 87分
出演
ポール・ベタニー
カール・アーバン
キャム・ギガンデット

だいたいのあらすじ

額に十字を書いたヴァンパイアハンターのプリースト(ポール・ベタニー)達の一団が吸血鬼の女王が居るという巨大なハイブに侵入したのですが、どうやら罠だったようで、仲間は次々に吸血鬼に襲われ、散り散りに逃げ出していました。

この世界では吸血鬼と人類がひたすら戦い続けており、とうとう人類は絶滅の危機に瀕しました。
そんな時、プリーストと呼ばれる超人的な集団が誕生し、次々に吸血鬼を倒して形勢を逆転し、吸血鬼は一部の居留区に監禁されました。
人類に平和が戻ると共に人々はプリーストの力を恐れて軍団を解散させたので、プリーストは世界のあちこちに散っていったのだそうです。
やがて人々はプリーストの存在を忘れ、吸血鬼の脅威も遠い過去のものとなっていました。

辺鄙な砂漠でひっそりと暮らしていたオーウェン(スティーヴン・モイヤー)とシャノン(メッチェン・アミック)という夫妻が降り、娘のルーシー(リリー・コリンズ)は辺境暮らしにウンザリしており、違う土地で暮らしたいと
ある夜、この家に吸血鬼が襲来し、オーウェンとシャノンは死亡、地下に隠れていたルーシーにも魔の手が伸びていました。

多くの人が住む近未来的なカテドラル・シティは教会の支配により人々は抑圧されながら暮らしていました。
ここでは教会に逆らう者は敵と見なされ、教会によるプロパガンダ放送のようなものがしょっちゅう流れて人々を洗脳しようとしているようでした。
この町にプリーストがひっそりと住んでおり、彼は冒頭の戦闘の際に仲間を吸血鬼にさらわれた悪夢に今もうなされていると告解していました。
告解と言ってもモニターに表示された神を名乗る男が「事故犠牲が肝心。教会への反逆は神への反逆」と型どおりの事を述べるだけで何の救いにもならないのでした。

その後、プリーストが集合住宅の自室に帰宅すると玄関の前に保安官のヒックス(キャム・ギガンデット)が立っており、プリーストの兄であるオーウェン一家が吸血鬼に襲われ、オーウェンは重症、シャノンは死亡、ルーシーは拉致されたと知らせました。
ヒックスはルーシーからプリーストが一流のヴァンパイアハンターだと聞いており、ルーシー救出に手を貸してくれないかと依頼したのですが、プリーストは微動だにしませんでした。

翌日、プリーストは教会の偉い人達に面会し、吸血鬼が襲って来たのでプリーストの権限を復活させて欲しいと懇願しました。
しかしオレラス枢機卿は「吸血鬼は居住区から逃げてないから勘違い」と取り合いませんでした。
チェンバレン枢機卿が「彼の功績を考慮して認めてやっては」的にフォローしたのですが、ヒートアップしたオレラスは「町の外に出るのであれば教会に反逆したと見なして破門」とプリーストに言い放ちました。
一方、ルーシーは何処かの近未来的な倉庫のような所の牢獄に監禁されていたのですが、敵の中には冒頭でプリーストが助けられなかった仲間・ブラックハット(カール・アーバン)が居り、プリーストへの復讐を目論んでいるようでした。

プリーストは酒場で「反逆罪と言われても俺は外に行く」とチェンバレンに打ち明けました。
チェンバレンはプリーストの味方ではあるのですが、彼が動くと再び戦乱が始まると恐れており、教会配下の警官を呼んで彼を取り押さえようとしました。
プリーストは警官隊を倒すと、レシプロ機の胴体のような恰好をしたやたらとタイヤが太いちっこいバイクに跨って町を飛び出しました。
あっと言う間にオーウェンの家に着いたプリーストは現場を見回り、そこでヒックスと合流しました。

ヒックスの案内でオーウェンが滞在している町に到着したプリーストは吸血鬼除けの偽の聖水を売っている悪い商人(ブラッド・ドゥーリフ)と遭遇しました。
ヒックスは悪い商人を追い払い、プリーストをベッドで寝たきりのオーウェンの下に連れて行きました。
オーウェンはプリーストに必ず奴らを全員殺してルーシーを連れ戻して欲しいとプリーストに要求しました。

翌日、プリーストはヒックスと共に北にある吸血鬼の居留区に向けて出発しました。
一方、オレラスはプリーステス(マギー・Q)達4名をプリーストの追手として差し向け、「奴を連れ戻せ。殺してもOK」と命じていました。
この世界には異形の吸血鬼と吸血鬼に噛まれて感染した感染者が居り、北の居留区では看守が死亡し、昼間でも活動可能な感染者が幅を利かせていました。
プリーストは昼間にここにいる吸血鬼からルーシーの情報を聞き出そうとしていたのですが、感染者の抵抗に遭い、周囲が暗くなってしまいました。

ということでグールのような姿をした目の無い吸血鬼の群れが地下から飛び出して来ました。
プリーストは十字架型の手裏剣とナイフであっという間に吸血鬼の群れを倒したのですが、ヒックスは動きの素早い吸血鬼に弾を命中させられませんでした。
感染者を脅した所、ルーシーは西に連れ去られたことで、プリーストはソラ・ミラという巨大ハイブに向かったに違いないと判断しました。
なお、ハイブというのは吸血鬼の体液を固めて作った建造物のことだそうです。
冒頭のアジトもハイブでした。

その頃、ヒックスに町を追い払われた悪徳商人はブラックハットに接触し、プリーストがヒックスと現れたとチクッタのですが、ブラックハットに噛まれて感染者にされていました。
プリースト達はソラ・ミラに到着し、内部へと侵入したのですが、ここは冒頭の闘いが行われた場所でした。
ハイブの中には深い縦穴があったのでプリーストはヒックスを上に待機させて一人で穴に飛び込みました。
プリーストはそこでプリーステスと出会ったのですが、そこに吸血鬼が襲って来ました。
ここの吸血鬼は強力なようで、十字架手裏剣を投げた程度では倒せませんでした。
プリーストはプリーステスの投げた石を踏み台にしてジャンプし、上方より飛んできた吸血鬼をナイフで切り裂いて倒しました。
赤面系のアクションです。

プリーステスは個人的にはプリーストを捕らえに来たのではなく、事情を聞きに来たそうで、廃墟であるこのハイブに吸血鬼が居るのはおかしいと感じ、そのまま仲間になりました。
どうやらここには吸血鬼の大群が居たようで、巨大な穴を開けて脱出した形跡がありました。
吸血鬼の群れはプリーステスと一緒に派遣された三名のプリーストが居るジェリコという町を襲っていました。
その中にはブラックハットの姿もあり、彼はプリースト一名をあっさりと殺害し、他の二名にも仲間になるよう勧めていました。

翌朝、プリースト達がジェリコに到着すると町の人は皆消えており、町に居たプリースト三名は殺害されて磔にされていました。
ここにはカテドラル・シティに通じている鉄道があり、吸血鬼達の狙いはシティで、どうやらプリースト達は彼等におびき出されたようでした。
ということでプリースト達は列車を負い掛けることになります。
尚、実はプリーステスはプリーストに心を寄せていたようでした。

感想

これは普通です。
吸血鬼との戦争後に教会が支配する町で暮らしていたプリーストが再び吸血鬼と闘うという内容です。
はっきり言ってお話と展開はつまらない気がします。
設定は面白い気がしますが、それだけの気が…。
なんか色々と皆さんに言い分があるみたいですが、イマイチ伝わりませんでした。
結末付近はちょっと忙しくてガッカリで、打ち切り漫画的な終わり方でした。

映像は面白いのですが、アクションは良くあるワイヤーとスロー乱発のやつです。
尚、プリーストというのは固有名詞では無く、吸血鬼と闘う超人のことなのですが、劇中の主人公と同じくプリーステスは名前が呼ばれるシーンが無かったので最後まで名前は分かりませんでした。
この人達は額に十字の刺青を入れて他の人と区別が付くようにされているようで、軽く差別を感じました。
シティの中でもかなり虐げられているようで、超人なのにろくな仕事に着けないようです。

吸血鬼はディセントの地底人を大きくしたようなクリーチャーで、目が退化しており、感情等が無さそうです。
怪力で恐ろしく動きが速く、四足歩行っぽいジャンプ移動をしていました。
世界は荒廃した砂漠世界と教会に守られているシティ、吸血鬼の居住区に分かれているようです。
砂漠世界は戦争の影響か汚染されているようなのですが、きちんと太陽が昇り寄ると昼があります。
一方、シティの上にはいつも黒煙が留まっており、一日中夜のように暗いです。
この作品は教会がかなりウザいので、外の世界の方が自由で暮らしやすそうですが、外は外で危険が一杯です。

プリーストの人はスマートで恰好いいのですが、若干地味です。
男性陣は地味だったのですが、ルーシーは可愛いかも。

ラストまでのあらすじ

ということでプリースト達は列車を負い掛けていたのですが、道中で休憩しているとヒックスがプリーストに銃を突き付けて「ルーシーを殺すなら殺す」とか言い出します。
そこでルーシーは実はプリーストの娘であることが発覚しました。
昼間の間に魔列車っぽい列車に追い付いたプリースト一行でしたが、列車からは世紀末っぽい感染者のバイク軍団が降りて来ました。
バイク軍団は外を並走しているプリースト達が引き受け、ヒックスは一足先にバイクから列車に乗り移って列車内に突入しました。

プリーストは列車に乗り移って屋根でブラックハットと対峙し、その間に先回りしたプリーステスが列車が通過する橋に爆薬を設置していました。
尚、ブラックハットはハイブで吸血鬼軍団に襲われた際に吸血鬼の女王の血を受け、吸血鬼人間なる強力な存在に生まれ変わったそうです。
ブラックハットはパワーでプリーストを圧倒し、仲間になるよう呼び掛けます。
一方、プリーステスはバイク軍団に襲われ、逆に全滅させていたのですが、起爆装置を破壊されてしまいました。

プリーストはブラックハットとの激しい戦いの末に列車の継ぎ目から地上へと落とされてしまいました。
一方、列車内のヒックスはルーシーを発見したのですが、彼女は感染者に列車の前方へと連れ去られてしまいます。
そこに床をブチ破って現れたプリーストが合流し、二人はルーシーを負い掛けます。
しかし二人はブラックハットの妨害を受け、ヒックスは列車の外に放り出され、プリーストも壁に釘付けにされて火を掛けられます。

その後復活したプリーストは列車の屋根の上でルーシーに噛みつこうとしていたブラックハットに手裏剣を投げ、首にぶっ刺してルーシーを救出しました。
同時にプリーステスが爆薬を搭載したバイクで正面から突っ込んで来たので、列車は爆発炎上しました。
プリーストはルーシーの手を取って飛び降りており、プリーステスはバイクから飛び降りていたので無事でした。
やがて感染者のバイクを拾ってヒックスが駆け付け、恋人同士だったルーシーとしっかと抱き合います。

ブラックハットや列車の吸血鬼は燃え尽きて消滅し、プリーストは吸血鬼の首を抱えてシティの教会へと乗り込みました。
そして「吸血鬼等いない」と相変わらず主張するオレラス達の足元に吸血鬼の首を投げたプリーストは「戦争はこれから」と宣言してシティを出て行きました。

プリーストは荒野をバイクで駆け抜け、クイーンとの決戦に向かっていました。

エンドロールで終了です。

うーんって感じでした。

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