友達怖いです リョン

リョン 霊

忘れよう、悪い夢を。

制作年 2004年
制作国 韓国
監督 キム・テギョン
脚本 キム・テギョン
上映時間 95分
出演
キム・ハヌル
リュ・ジン
ナム・サンミ

だいたいのあらすじ

ウンジョ達JK三名がこっくりさんのような遊びをしていたのですが、降りてきた霊は自分は水から出てきて復讐をするのだと返答していました。
ビビって騒いでいるとウンジョの姉・ウンソ(チョン・ヘビン)が現れ、「五月蠅い!もう寝ろ」と怒鳴り込んできて解散させました。
その後、ウンソはキッチンシンクの中に大量の黒髪を目撃した後に口からげーげーと水を大量に吐き出し、背後から迫ってきた何かに襲われて悲鳴を上げました。

JDのジウォン(キム・ハヌル)は記憶喪失で以前の記憶が無く、他にも心臓を病を患っています。
ジウォンは留学を決めており、母親はそれに猛反対していたので母娘の仲はかなりギクシャクしていました。
彼女は時折、夢で過去の出来事を見ることがあるのですが、ある夜は幼馴染の少女とかくれんぼをする夢を見ました。
翌日、プールで泳いだジウォンが着替えをしようと自分のロッカーを開けると中でかくれんぼをしている少女に遭遇したのですが、もう一度見直すと少女は消えていました。
大学に行ったジウォンは男友達のジュノ(リュ・ジン)にその話をしたのですが、イマイチ信じて貰えませんでした。

そして大学のキャンパスで高校時代の友人だったという女子ユジョン(チョン・ヒジュ)にウンソの死を知らされるのですが、ジウォンには思い出せず同じ大学の彼女がなぜ今まで自分に話しかけてくれなかったのだろうと疑問を抱きます。
その後、ユジョンは現像室で写真を現像していたのですが、貞子みたいなのに襲われて悲鳴を上げていました。

ジウォンが帰宅すると昨日は火病っていた母がなぜか気持ち悪いくらいに優しく出迎えてくれました。
翌朝、母は「自分が間違っていた」とジウォンに和解を申し出、彼女の門出を見守る決意を表明していました。
ジウォンはジュノと朝一で映画を観る約束をしていたので、そのまま映画館に直行したのですが、前の座席に現れた貞子のような女性に手を伸ばされて悲鳴を上げ、ひと騒ぎ起こしてしまいました。
その女性はジウォンにしか見えなかったので、ジュノはしつこく見たと繰り返すジウォンを突き放すのでした。

学校には刑事が来ており、ジウォンはユジョンとウンソが溺死したと知らされました。
そしてウンソの葬式にでたジウォンは「姉さんが死んだのはお前の所為だぞ」とウンジョからビンタされるのでした。
ウンジョによればジウォンはウンソとユジョンの仲良しグループのリーダーで、同じくグループにいたミギョンは入院しており、三人とも怯えていたそうです。
ジウォン達は旅行に行ったのちに連絡を絶ったそうで、ウンジョはジウォンが何かしたのでウンソ達は怯えていたのだと誤解していたようでした。

その後、ジウォンは通っているプールで何者かに底に引き摺り込まれ、危うく溺死するところでした。
ジウォンはミギョンの見舞いに行って話を聞いてみたのですが、彼女は怯え切って水を飲まないそうで、ジウォンが目撃した女性はスインだと教えてくれました。
その直後にミギョンは「私は何もしてない。お前がやったんだ」とジウォンに襲い掛かってきたので看護師に取り押さえられました。
どうもジウォン達はスインを虐めていたようなのですが、ジウォンは未だに思い出せないようです。

その後、少しずつジウォンは記憶を取り戻すのですが、やはり彼女は率先してスイン(ナム・サンミ)を虐めていました。
しかしジウォンは「あたしがそんなことするはずない!」とその記憶を受け入れられず、市場で働くスインの母を訪ねました。
スインの部屋を見せてもらったジウォンは少しずつ記憶を取り戻したのですが、スインとジウォンは幼少期に貧しかったので他の子とは遊んでもらえず、いつも二人で遊んでいました。
ジウォンは後にお金持ちになり、スインのことを邪魔くさい存在だと感じるようになったようです。
それに反してスインはいつも家でジウォンのことを大事な友達だと話していたそうで、スインの母はジウォンを歓迎してくれました。

スインは行方不明だと母は話しており、ジウォンはますます混乱するんでした。

感想

これは普通です。
記憶を失っていた女性が高校時代に虐めていた同級生に復讐されると思いきや…という内容です。
二段落ちっぽい内容になっており、一段目のオチは割と早く気付くような気がします。
つまらなくはないのですが、特に面白いわけでもないという気がして暇つぶしにはなると思います。
人の思い込みは簡単にはぬぐえない的な部分も含んでいるようで、ミギョンの発言にその辺りが現れています。
この発言で多くの人が騙されてしまうのだと思いました。

ホラー描写は五月蠅い系で微妙な感じで怖くないです。
一応、虐めをテーマにしてるみたいですが、邦画よりキツい描写も無く、割とマイルドな作品です。
伏線っぽいのも仕込まれているのですが、えっ?それ伏線だったの?って感じです。

正直、ジュノいらないんじゃないかという気がしましたが、最後の辺りの落差のためにだけに必要だと思ったのかも。
ジュノは記憶を失ったジウォンに「お前が俺にべたぼれだったんだぞ」と言ったりするおっさんキャラです。

ジウォンの人は文句なしに上手いと思われ、意地悪役と清純系の演じ分けはなかなかの上手さだと思います。
特に意地悪役の歪んだ笑いは素敵なのですが、やっぱり怖いので清純系でお願いします。

そういう意味ではウンソもなかなか凶悪な笑みがよかったです。
ウンソもなかなか美人だと思われるのですが、妹によれば彼氏ができないそうです。
これは小悪魔系とか通り越して悪魔系で性格悪いからでしょうね。

スインは小動物系で可愛いのですが、貧乏な所為か服装がダサいです。
パパ活とか始めたら悪い男に騙されそうな感じがはかなくて、悪い男には騙されないようにアドバイスしてあげたいです。

悪くはないのですが、イマイチ印象に残るシーンが無く、ジウォンの表情だけが印象に残った映画でした。

ラストまでのあらすじ

そんなジウォンにジュノは自分が知っていることを教えてくれたのですが、実はジウォンは昔、ジュノのことが好きだったようです。
ジウォンから友達がいたことは聞いていましたが、具体的に誰かは聞いていませんでした。
というかもう旅行で何かあったということは見てる人は分かるので引っ張りすぎだと思います。
しかしジウォン達が旅行に行った際の写真を見て、ジュノは「4人で旅行に行ったなら写真は誰が撮ったのか」と疑問を投げかけました。
通行人とかいろいろいると思いますが…。突っ込むところなの?
これはもうミギョンに話を聞くしかない!と早速ジウォンはジュノと共に病院に向かいました。

その頃、ミギョンは病室で暴れたのでベッドにベルトで拘束されてしまい、スインにリヴァイアサンを食らってベッドの上にできた沼に沈められていました。
ということでジウォン達が駆け付けた時にはミギョンは伊藤潤二漫画のキャラのように目を剥いて死亡していました。
ジウォンは警察に行き、スインの霊が皆を殺していると話したのですが、相手にされるわけもありませんでした。

ということでジウォンはジュノと共に最後の旅行に行ったという人里離れた渓谷に向かいました。
現場に到着したジウォンはその日の記憶を取り戻したのですが、旅行当日に待ち合わせ場所にスインが現れたので、皆はなんであいつ来てんの?となったのですが、ジウォンは荷物持ち兼カメラマンとして彼女を同行させることにしました。
そして滝に来た時にジウォンは「泳げるよね」と意地悪な笑みを浮かべてスインを滝つぼに突き落としました。
皆はそれを見て笑い転げ、ジウォンも超意地悪な歪んだ笑みを浮かべて必死で泳ぐスインを眺めていました。

しかしウンソはジウォンのことも滝つぼに突き落とし、ジウォンはガチで溺れてスインに助けられます。
皆はそれを見て固まってしまって何もできなくなり、スインは何度も沈むジウォンを川底から押し出そうとしました。
その内にスインは川底の岩に脚を挟まれて動けなくなったのですが、ジウォンはそれを見捨てて浮上しました。
元々ウンソはジウォンのことを面白くないと感じており、本性が出た結果でした。

すべてを思い出したジウォンは滝つぼに飛び込み、当時のままの姿のスインを発見しました。
必死で引き上げようとするとスインは目を開けてほほ笑み、ジウォンは泣きながら彼女を抱きしめます。
きれいなオルゴールのBGM流れてますけど、こんなドロドロしたもの見せられた後にいい話にされても…
ジウォンはジュノに引き上げられ、その場で「ごめんなさい」とスインに謝罪し、警察にも通報して自首しました。
遺体を確認したスインの母は慟哭していたもののジウォンを責めることは無く、ジウォンは事情聴取のみでお咎めなしとなりました。

帰宅したジウォンは母に「留学は辞めた。ずっとお母さんの傍にいる。すべて終わった」と宣言したのですが、母は「これからが始まりだ」とベジータ的な発言をしました。
実はスインは死亡する直前にジウォンに憑依して身体を乗っ取っており、行き場を失ったジウォンの魂は母の身体を乗っ取り、身体を取り戻すチャンスを伺っていたようです。
そして母は口から大量の水を吐いてばったりと倒れました。

その後、ずぶ濡れのあの女が現れてジウォン(スイン)に迫ったのですが、その女性とはジウォン自身だったのです。
ジウォン(スイン)が割れた瀬戸物で手首を斬るとずぶ濡れ女は絶叫して消えました。
その後、ジウォン(スイン)はジュノに助けられて病院へ運ばれ、一命をとりとめましたが、母は植物人間状態だそうです。
ジュノは「俺変わるから。これからは君の傍にいる」とジウォンを抱きしめるのでした。
彼氏までゲットしちゃいました。

その後、スインとしての記憶も取り戻したジウォンはスインの癖だった爪噛みをしながらスインの母の様子を物陰からそっと伺い、立ち去りました。
しかしスインの母は「娘を殺した仇」とばかりにジウォンの後ろ姿を睨みつけ、包丁を手にしていました。

エンドロールで終了です。

今度は乗っ取れない気がします。
スインがジウォンを乗っ取れたのは「ジウォンになりたい」という強い念があったからみたいです。
個人的にはジウォンの中の人はスインのままの方がよかったような…。
ジウォンは性格ヤバすぎますよね。
ずぶ濡れの女性はジウォンだったので、要するに彼女は仲間に復讐していたようです。
ジウォンが出てきたきっかけがイマイチ不明なのですが、やっぱり冒頭のこっくりさんでしょうか?
だとするとこっくりさんパワーすげえ!
私もこっくりさんしたら玉の輿に乗れたりするんでしょうか!?

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