イズミ可愛いです 神の左手悪魔の右手

神の左手悪魔の右手

予知夢を見たらひどい目に遭う話

制作年 2005年
制作国 日本
監督 金子修介
脚本 松枝佳紀
原作 楳図かずお
上映時間 94分
出演
渋谷飛鳥
小林翼
田口トモロヲ

だいたいのあらすじ

山辺イズミ(渋谷飛鳥)とは少し年の離れた弟ソウ(渋谷飛鳥)には人の悪意を夢で予知するという不思議な力があるそうです。
イズミはカワイイです。
ある夜のこと、ソウは道端に捨てられていたフランス人形を拾って持ち帰っている少女(紗綾)の夢を見ていました。
台詞は激しく棒読みでしたが、言い回しが楳図漫画っぽくていいですね。
少女は人気ないコンテナ置き場でコンテナの上から現れた男にフックで首を刺され、宙吊りにされて死亡していました。
不思議なことにソウも少女と同じ個所に怪我を負い、大量に出血して救急車で運ばれます。
原作だとお姉ちゃんは少し意地悪だったのですが、今回優しいみたいです。

イズミはソウが「僕はもうすぐ死ぬんだ。でもお姉ちゃんは僕を助けることができる」と言っていたのを思い出しました。
それに対してイズミが「何があってもソウを助ける」と返答するとソウは「赤い携帯電話が大事」と話していました。
尚、病院のベッドのソウはずっと悪夢を見ているようで「いけない。いけない」とうわ言を繰り返して寝たきりなのですが、脳波以外は正常な状態だそうです。

コンビニ店員である久保田光一郎(田口トモロヲ)は郊外のドールハウスのような一軒家に自転車で帰宅しました。
この人はフックの殺人鬼と同じ靴履いてます。
彼にはモモ(清水萌々子)という下半身不随の娘がおり、その日もモモが好きなケーキを山ほど買い込んでいました。
光一郎は黒い表紙の絵本を描いており、それを読んで聞かせてもらうのがモモの楽しみの一つでした。
その日も新しい話を描いたのだそうで、光一郎は早速モモに読んで聞かせていました。

その内容は恐ろしいもので、道端に捨てられていた人形がずっと心優しい人に拾われるのを待っており、とうとう心優しい少女に拾われたので嬉しくなって殺してしまったというものでした。
内容もさることながら、挿絵の状況も先日のソウが悪夢で見た殺人の様子にそっくりでした。
モモは「まあ」と絶句してしまったので、光一郎は「つまらなかった?」と少し落胆したのですが、モモは「面白かった。怖かっただけ」とフォローしました。
そしてモモは「早く次の絵本が読みたい」とトンでもないお願いをしてしまうのでした。
モモちゃんの台詞がすごく楳図漫画で素敵です。

その様子を悪夢で見ていたソウは「いけない…いけない」と飛び起きて再び昏睡状態に入りました。
ずっとソウに付き添っていたイズミは「絶対にソウを助ける」と決意を固めるのでした。
その直後、ソウが消えてしまったので捜しに行ったイズミでしたが、赤い携帯を拾った際に植木バサミを持った殺人鬼(小木茂光)に顔を斬られてしまいました。
と思ったらそれは夢で、目を覚ましたイズミの前に現れたのは夢の殺人鬼にそっくりな刑事・古川でした。
古川はイズミの話を信じておらず、逆にソウを斬ったのはイズミだと疑っているようでした。

その後イズミは夢で赤い携帯を拾い上げた病院のボイラー室に侵入するのですが、やはり携帯は無く、警備員に見つかって叩き出されてしまいました。
その警備員は赤い携帯電話を持っていたのですが、嫁と口論になったようで地面に叩きつけて壊していました。
イズミはその携帯を拾い上げたのですが、完全に壊れていて通話はできないようでしたが、なんと携帯にはソウの声が響きました。
この携帯はソウの夢の世界と繋がっているのだそうで、ソウは悪い人に捕まって逃げられない子を助けてあげてと依頼しました。

ソウは黄色い電車に乗って行けるところまで行けばそこが悪い人の住む町だと指示したので、イズミは早速1両編成の黄色い電車に乗り、終点で降りました。
しかしそれからどうしたものかと途方に暮れていました。

児童養護施設エンジェル・ハウスの勤務するヨシコ(前田愛)はフックで吊るされて殺害された少女・アユの知り合いだったらしく、ずっと暗い顔で落ち込んでいました。
アユは行方不明扱いらしく、園長(松金よね子)はそんな彼女を見て「子供に悪影響」とたしなめるのでした。
一方、イズミは何も言わずに出てきたので失踪扱いになっており、古川はイズミに対する疑惑を深め、捜しに行くことになりました。

当てもなく歩いていたイズミは過去にソウが「お姉ちゃんは入院している僕を助けに遠くの町に行く」と予言していたことを思い出しました。
その時、ソウは「お姉ちゃんは青い携帯を持った青い人と出会い、白い家に行って僕を助けてくれる。夢の中では自分は足を折られた少女」と話していました。
そしてイズミは神社で青い服を着て青い携帯電話を持ち、アユの尋ね人のチラシを配っていたヨシコと出会いました。
イズミは思い切ってソウの夢の話をヨシコに打ち明けると、ヨシコは足を折られた少女はアユかもしれない、とイズミの話を信じてくれました。

ということでヨシコの家で白い家探しの作戦会議をすることになったのですが、ヨシコの母(根岸季衣)はケーキ屋でした。
イズミ達は常連客だった光一郎とケーキ屋ですれ違い、ヨシコは挨拶していました。

キエ(かでなれおん)とヨウコ(今井春奈)はハイキング中にお腹が空いたので廃墟っぽい洋館に勝手に入り、机の上に並べられていたケーキを勝手に食べ始めました。
非常識過ぎです。
そしてヨウコは館の奥から出てきた殺人鬼に斧で首を斬られ、キエは無理矢理ケーキを食べさせられた挙句に首を斬られて死亡しました。
その後、光一郎は帰宅し、モモに「今度の絵本はケーキが一杯出てくるよ」と予告してキエ達の生首を見ながら絵本を描きました。

翌朝、なぜかヨシコの家に古川達が乗り込んで来たのですが、イズミはヨシコと共に一足先に逃げ出していました。
そしてイズミはソウから「ケーキを沢山食べる人の家だ。急いで!」と知らされました。
ヨシコはそれを聞き、光一郎の家に違いないと判断しました。
その頃、モモは光一郎の描きかけの絵本がどうしても読みたくなり、ベッドから這い出していました。

モモは一階に這い下り、冷蔵庫を開けてキエ達の生首を発見して悲鳴を上げました。
そこに家の前に到着していたイズミ達が悲鳴を聞きつけて侵入して来ました。
イズミ達は「助けに来た」と説明したのですが、モモは生首を隠して光一郎を庇おうとするのでした。
一方、コンビニを早上がりした光一郎も家の前に到着しました。

光一郎が帰宅した時にはモモはベッドで寝ていたのですが、その後冷蔵庫を開けた彼は生首の向きが変わっているのに気づきました。
そこで光一郎はモモに問い質すと「知らないお姉さん達が勝手に家に入って来た」と知らされました。
イズミ達は屋根裏に潜んでいたのですが、ヨシコはアユの遺体を発見し、思わず声を出してしまいました。
光一郎は屋根裏に誰かいると検知し、直ぐにそちらに向かいました。

感想

これはイマイチです。
ベースは黒い絵本のようで、錆びたハサミっぽいのも混じってます。
漫画だと主人公は想なのですが、今回はお姉さんの泉が主人公です。
JKには見えないので恐らくJDではないかと思われます。

台詞とかはかなり楳図ワールド入ってると思うのですが、お話は全然違うので別物だと思った方がいいかも。
そう思って見ればそこそこ観られそうな気がしました。
一応、筋はありますけどお話もあまり期待しない方がいいかも。
スプラッター描写は血は多めですが、やたらとチープで首とかマネキンです。

これ完全に光一郎映画になってて他の人は食われてました。
喜怒哀楽の表情の差とかイカレっぷりがすごいです。
イズミも死んでるシーンとか刺されてるシーンとか良かったです。
この人はなかなか表情がよいと感じました。
子役はイマイチな気がしました。

ラストまでのあらすじ

イズミ達は逃走しようとしていたのですが、ヨシコがトラばさみに足を挟まれてしまって光一郎に見つかり、間もなくイズミも見つかってしまいました。
なんでこんな所にこんなものが
その後、光一郎はキエ達の絵本を完成させてモモに見せていました。
そして次の絵本は「お姫様を拉致しに来た二人の悪い魔女が地下室で処刑される話だ」と予告しました。

イズミを追っていた古川はなぜか光一郎の家に来ていました。
そして鎖で縛られていたイズミ達を発見したのですが、背後から現れた光一郎に斧を頭に叩き込まれて死亡しました。
この家はなんでこんなに太い鎖があるんでしょう
その後、光一郎はイズミ達は床に寝かせて鎖で拘束し、ヨシコにネイルガンで釘を滅多打ちして殺害しました。
間もなくイズミも同様に釘を撃たれて死亡しました。

光一郎はイズミ達の絵本を描き上げ、「魔女達は十字架に釘打ち刑になりました」とモモに披露したのですが、モモは「今までの絵本も実話でパパがひどいことしたのね!」と光一郎を糾弾しました。
光一郎は「なんて頭の悪い子なんだ。絵本の中で殺される少女は全部お前なんだよ!」とブチ切れ、とうとうモモを主人公にした白紙の絵本を読み上げ始めました。
そして光一郎はモモを釜茹でにしようと大きな釜にお湯を沸かしました。
その頃、ソウは病院を脱走し、呑気に電車に揺られていました。

死亡していた筈のイズミは蘇り、鎖を引きちぎって身体の釘を抜きました。
どうやら胸の携帯で受け止めていたようですが、怪力みたいです。喧嘩になったら粉砕されます。
一方、光一郎はモモをまな板の上に寝かせ、切り刻もうと包丁を振り上げたのですが、そこに斧を持ったイズミが現れます。
激戦の末、イズミは光一郎に腹部を何度も刺され、バッタリと倒れました。
なんとモモはショックの所為か歩けるようになったのですが、光一郎は間髪入れずにモモに包丁を振り上げました。

その時、ソウの声が家の中に響き、死亡したイズミの大きく開けた口から目玉が覗いていました。
そしてイズミの背中を突き破り、血まみれのソウが出てきました。
ソウは「我が左手は正しき者を救う神の左手、右手は悪しき者を滅ぼす悪魔の右手」と前口上を述べました。
そして右手を光一郎に向けて「滅びろ」と叫び、光一郎を宙に浮かべて雑巾のように絞りました。

ということで平和が戻り、病室で意識を取り戻したソウは「僕が悪魔を倒した」とドヤ顔で自慢したのですが、両親は「はいはい。いつもの夢の話ね」と相手にしませんでした。

イズミ達は無事に蘇り、光一郎の家はドールハウスのように小さくなってしまい、光一郎自身も黒い絵本の中に閉じ込められてしまいました。
そしてイズミとソウはモモと共にドールハウスと黒い絵本を海岸で焼いていました。

エンドロールで終了です。

何か微妙な話でした。
特典はインタビューとかメイキング入ってました。

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