コアを復活させます ザ・コア

ザ・コア

地球を復活させに行ってひどい目に遭う話

制作年 2003年
制作国 アメリカ
監督 ジョン・アミエル
脚本 クーパー・レイン/ジョン・ロジャース
上映時間 135分
出演
アーロン・エッカート
ヒラリー・スワンク
デルロイ・リンドー

だいたいのあらすじ

アメリカのある地域では眩暈などの症状を起こし、突然倒れる人が急増しているようです。

シカゴ大学の教授ジョシュ・キーズ(アーロン・エッカート)は地質と音波との関係について講義していました。
その最中に国家安全局の職員に呼び出され、そのままワシントンまで急行させられました。
ワシントンでサージ・レベック博士(チェッキー・カリョ)と再会し、トーマス・パーセル将軍(リチャード・ジェンキンス)と面会したジョシュは突然倒れて死亡した人が無数にいると知らされ、「ペースメーカーのせいでは」と即座に言い当てました。
パーセルはEMP兵器を疑っていたようで、ジョシュがそれを否定すると「そうか。じゃあ帰っていいよ」と二人を開放しました。

その後、ロンドンでは飛ぶ鳥が突然バタバタと落ちたり、まるで方向感覚を失ったようにガラスや人間に体当たりしていました。
ジョシュは地球に何か異変が起きていると判断したようで、助手達に矢継ぎ早に指示を出し、なにやら計算を始めました。
一方、スペースシャトルのパイロットであるベック少佐(ヒラリー・スワンク)は大気圏突入していたのですが、誘導装置の故障で207km突入地点がズレていました。
危うくシャトルはロスの市街地に突っ込みそうになったのですが、ベックの機転で下水の側道を滑走し、橋などを破損したものの人的被害は出さずに不時着しました。

その後、ジョシュは資料を纏め、高名な学者であるコンラッド・ジムスキー博士(スタンリー・トゥッチ)に接触して資料を見せたのですが、「ありえない」と一蹴されてしまいました。
しかしコンラッドは何か知っているようで、極秘資料を出してパーセルに連絡していました。
その夜、ワシントンではオーロラが観測されたのですが、ジョシュはコンラッドの推薦で再び国防総省に呼び出されました。
ジョシュはパーセルを始めとするお偉方を前に地球の内側の外殻の回転が停止しており、電磁場が維持できないので、人類は近い内に放射線を浴びて滅亡すると説明しました。

ジョシュはコンラッドの援護を受けながら、今後は飛行機の墜落や電化製品の故障が起こり、1年後には人類は滅亡するだろうと説明しました。
パーセルは何とかしろと指示したのですが、ジョシュはコアは3200㎞の地底にあるから無理!と即答しました。
しかしコンラッドは「行けるかもしれない」と呟くのでした。
その後、コンラッドはジョシュを砂漠で研究を行っているブラズ博士の下へ案内しました。
ブラズは鉄パイプをガトリングガンのように取り付けた謎のエンジンを開発していたのですが、彼がスイッチを入れると鉄パイプからレーザーが放射され、付近の岩山に丸いトンネルが貫通しました。
何なんでしょう。このヤバい未来装置は。

更にブラズは超高熱のレーザー照射にも耐えられるどころか熱で更に強度が上がるという超合金を開発していました。
つまり彼一人の技術力によってコアまで掘り進めるドリルのようなものとコアの熱に耐えられる金属が全て揃ったことになります。
ドラえもんかな?
ブラズは地底に潜る機械の操縦席を見せて「凄いだろ!あと12年くらいで完成だぜ」と上機嫌だったのですが、パーセルは即座に3か月で完成させてくれと依頼し、必要な費用500億ドルもすぐ用意すると約束しました。

次に政府が接触したのは天才的なクラッカーであるラット(DJクオールズ)でした。
彼はFBIのサーバーにアクセスしてデータを破損した罪で実刑を受ける予定だったのですが、恩赦を条件にコア復活計画に協力することになります。
コンラッドは彼と馬が合わないようですが、ラットには計画中にネットの情報を制御して情報漏洩や報道規制などを行ってもらうことになりました。

ベックはシャトルをお釈迦にした罰で処分されることになっていたのですが、その後軍は誘導装置の異常を認め、彼女の緊急着陸技術を賞賛しました。
彼女はシャトルのアイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド)と共に建造中の地底潜航艇のパイロットに任命されました。
このプロジェクトのリーダーはジョシュとなったのですが、メンバーのコンラッドはディスティニーという他の極秘プロジェクトと兼任しているようで、何か今回の事象と関係がありそうな様子です。
他にも武器の専門家であるサージ・レベック博士(チェッキー・カリョ)が参画しました。

ということでプロジェクトメンバーは記者会見に臨み、今後3か月のタスクと地球の危機についてジョシュが説明しました。
そしてブラズは特殊潜航艇の設計・構築を行い、コンラッドはコアを再稼働するのに必要な核爆弾の量を計算します。
その間、ラットはプロジェクトに対してネガティブな意見をネット上から抹消し、クルーは操縦のシミュレーションを行っています。
また、ジョシュは分厚い鉄板の向こう側を映すというオーバーテクノロジーなカメラを調整したりしていました。
操縦シミュレーションに行き詰っていたベックを見てアンダーソンは「リーダーは技術だけではなく辛い決断をする必要がある。敗北を知らない君はリーダーになれない。」と助言していました。

そうこうしている間にも地球では異変が起きており、ローマでは静電気の嵐スーパーストームが発生し、電子機器異常による感電、空中放電による建物の崩壊が起きて町は壊滅と悲惨なことになっていました。

いよいよクルーはマリアナ海溝の油田基地に向かい、完成した細長い地底潜航艇バージルに乗り込んで最終準備を始めました。
ジョシュ、ブラズ、コンラッド、アンダーソン、ベック、サージの6名がバージルの乗組員となり、ラットは沢山の人が配備されている管制室でコンソールの制御を行います。
そして出発となりバージルはマリアナ海溝に垂直投下されました。
順調に海底を目指して進んでいたのですが、地震に巻き込まれてしまい、早い海流に呑まれてバージルは超過速度で海底の岩に激突しそうだったので、ブラズはレーザーの出力を開始しました。

間一髪レーザーが間に合い、バージルは海底8800mの岩盤に穴を空け、地底深くへと進行します。
やがてマグマの中へと突入したのですが、船体に異常はなく順調に潜航を続けます。
その後、バージルはマントルへ突入し、12時間後には地底1100㎞に達しました。
順調に進んでいたのですが、なんとマントルの中には空洞があり、バージルは空洞に落ちて急速に落下してしまいます。
船体はクリスタルのような形をした岩の柱が立ち並ぶ中を滑り、とうとうレーザーに何かが詰まって停止してしまいました。

ジョシュたちは高熱の回転翼を酸素で冷却し、船外作業服を着て外に出たのですが、原因はレーザーの発射装置にクリスタルが詰まったことでした。
周囲にはマグマが迫っており、溶接機のようなものでブラズがクリスタルを切断していたのですが、マグマの直撃を受けて酸素が供給されなくなってしまいました。
ジョシュは自分の作業服の酸素を装置に供給し、彼の生命反応が弱まっているのを検知したアンダーソンが船外に出てジョシュを助け起こしました。
ようやくレーザーの詰まりも直って出発可能になったのですが、アンダーソンはマグマの直撃を受けて死亡してしまいました。
ベックはアンダーソンの死にショックを受けて放心していたのですが、直ぐに立ち直り、機関を作動させました。

バージルはマグマの海の中を進み、気絶していたジョシュはようやく息を吹き返してアンダーソンの死を知らされました。
皆は自分の命を投げ出して人類を守ろうとしたジョシュの勇気を讃えました。

作戦は2日目に入り、バージルはマントルとコアの境目に到達しようとしていました。
また問題発生で、今度はダイヤの密集地帯に突入して船体の一部を破損してしまいました。
問題が起こったエリアは封鎖する機能のため、ジョシュ達が作業していたエリアが封鎖されてしまうのですが、サージはノートとタイマーを守ろうとして逃げ遅れました。
サージが取り残されたエリアは圧に耐えられずに潰れ始め、ジョシュはベックに自動封鎖装置を解除するように通信で依頼しました。

ベックは装置に手を伸ばしたもののコンラッドが「船全体がやられる」と止めたので、考えた挙句に封鎖装置は解除しませんでした。
ジョシュとブラズはサージのエリアのドアを壊そうと躍起になったのですが、間もなくサージは皆がモニターで見守る中、圧で潰され、間もなくエリアごと切り離されました。
ジョシュはベックが装置解除しなかったことを責め、「そんなに任務が大事か」的に突っ込んだのですが、ベックは「任務ではなく家族のため」と返答しました。
管制室でも勿論サージの死を皆が知っていたのですが、誰もベックを責める者はいませんでした。
通信技術もすごいです。

35時間が経過し、バージルはコアの境界に達しようとしていました。
いよいよ核の発射準備に入ったのですが、ここで問題発生で、コアの密度が低すぎて搭載した核の量が足りないと判明しました。
コンラッドは「作戦失敗したから帰還。代案を使う」と言い出し、管制室にデスティニーを使うと指示しました。
デスティニーというのは人工地震を発生させるというこれまた凄い超兵器だそうで、地中に電磁波を送って地震を発生させるのだそうです。
これはコンラッドが軍と極秘に行っていたプロジェクトのようで、どうやらコアを停めたのはこのディスティニーの副作用だったようです。

コンラッド達はもう一度コアにショックを与えれば元に戻ると考えているようなのですが、ジョシュとブラスは「余計ひどいことになる」と猛反対していました。
また、ベックもそれを知らなかったことで憤ったのですが、最早大統領命令が発令されたということで、デスティニーを使用することは決まったそうです。
このまま地中に残っているとバージルもデスティニーの衝撃波を浴びることになります。

ジョシュ達は多数決で地中に留まってコアを動かす方法を検討することにしたのですが、コンラッドは「さっさと戻れ」と取り乱したので、ブラズに殴られてKOされました。

感想

これは普通です。
地球のコアが死んだので復活させに行きましょう!という内容です。
SFではあるのですが、設定はそれほど練ってないようで超科学がさく裂していました。
私の頭が悪いせいもあるのですが、バージルの動く原理やレーザードリルの仕組みはサッパリわかりませんでした。
なのでアドベンチャーっぽい感じで観ました。
コアの仕組みとか忘れてたので、勉強になったかも。

地中の映像はあまり変化がないのでやっぱり地味です。
そういう訳なのであまり面白いシーンは無く、映像的は船内がメインになります。
そうなると必然的に学者がワイワイ騒いでいるだけの内容になり、イマイチ盛り上がらない気がします。
計画が急ごしらえだったという下地もあるのですが、なんか学者の割にやってることが行き当たりばったりな気が…

一応、政府の陰謀的なものも入ってるのですが、必要だったのか微妙な感じです。
これだったら謎の地下帝国とかのが面白かったのになあと思ったのですが、それだと違う映画になってしまいます。
まあ登場人物もいい人多いし、割と面白いは面白いんですけどね。

ラストまでのあらすじ

管制室ではラットが電磁波を測定していたのですが、とうとうバリアの一部が破れ、西海岸には直接太陽風が降り注ぐことになりました。
金門橋では熱で橋の上に並んでいた車のタイヤが溶け、橋を固定していたワイヤーが切れて落下していました。
サンフランシスコは壊滅状態で、パーセルはこのままでは電力供給不足になるのでデスティニーの稼働を急がせました。
ラットは暗号を使ってジョシュとチャットしてデスティニーの稼働を止めることにし、デスティニーはアラスカにあると突き止めました。

ジョシュ達はどうにかコアに衝撃を与える方法を検討していたのですが、どうしても上手くいかず、一刻も早く引き揚げたいコンラッドは核爆弾を連鎖爆発させることで衝撃波を上げるという妙案を思いつきました。
しかしこの方法を成功させるには1㎝の狂いもなく核爆弾を打ち出し、1000分の1秒の狂いもなく続く核爆弾を連鎖させなくてはなりませんでした。
もっと大雑把なものだと思っていたのですが、繊細なんですね。
他に手が無いジョシュ達はこの方法を選択し、いよいよバージルは内核に突入しました。

核をブロックに分散し、手動で切り離して爆発時間を調整することになりましたが、切り離すスイッチは5000度という高温の回転翼の通路にあり、操作を行う担当は片道切符となります。
そこでくじで担当を決めることになったのですが、ブラズはイカサマをして自ら切り離しに向かおうとします。
ジョシュとコンラッドはそれを見抜き、平等にくじをやり直そうとしたのですが、ブラズの決意は固く、失敗しないでやり遂げられるのは設計者の自分だけだと主張するのでした。

通路は灼熱の世界でブラズが持っていた工具は一瞬にして燃え上がるほどでした。
作業服の耐熱温度は2500度だったのですが、何とか彼は切り離し装置の解除に成功し、コアの熱に焼かれて死亡しました。
そしてジョシュとコンラッドは核爆弾を起動させ、一つ目のブロックを投下しました。

その頃、管制室ではデスティニーの発射準備が整い、パーセルが発射を命じていました。
ラットはギリギリでデスティニーのシステムをクラックし、電力を奪って遊園地に向けました。

ジョシュ達は残り2つ目の弾頭をセットし、細長かったバージルは次々にブロックを投下していたので短くなっていました。
しかしギリギリのこのタイミングで誤差に気付いてジョシュとコンラッドは問答していました。
その時、コアの波に押されて船体は制御不能になり、ジョシュは核弾頭に挟まれて動けなくなりました。
ベックは制御不能なので15秒後に切り離すと宣言し、ジョシュはコンラッドに逃げるように指示しました。
しかしその時に船体が進路を変え、核弾頭が動いて今度はコンラッドが脚を挟まれ、自由になったジョシュに逃げるよう指示しました。

間もなくコンラッドのブロックは投下されたのですが、彼は最後に「船の原子炉を使って最後の爆発を大きくしろ」とアドバイスしていました。
ジョシュは無理矢理船のエンジンを停止させ、エンジンルームのプルトニウムを追加して最後の核弾頭に追加し、手動でブロック切り離しを行いました。
こんなに手軽に放射性物質を扱っていいものなのでしょうか。
その後、ジョシュはベックには「船の燃料を爆弾に使ったので帰れない」と説明したのですが、彼女は「自分でも同じことをした」と認め、コンラッドが死亡したと聞いて「頑張ったね」とジョシュを抱きしめるのでした。

間もなく二発目の連鎖爆発が起こり、ジョシュ達は死を決意していたのですが、ここで彼は「この超合金って熱で動力得られるんだっけ?」と忘れていた設定を思い出します。
次々に連鎖爆発が起こり、コンラッドの居るブロックも爆発し、最後の核弾頭が爆破された時には死んでいたコアが再び稼働を始めました。
管制室の皆さんは歓声を上げ、抱き合って喜んでいました。

バージルではジョシュがベックと共に燃料系のケーブルを外壁に溶接するという荒業を行い、動力を復旧させていました。
コアの衝撃に押し出され、バージルは凄い勢いで地上に向けて飛ばされていましたが、その頃、地上では大きな地震を観測していました。
やがてバージルはマグマの流れに乗り、ハワイ沖の海底火山から脱出しました。
そんなバカな!って思いました。
しかし熱で動いていたバージルは海底に沈んで動かなくなり、通信も不能だったので救助は来ないと絶望的なことになりました。

パーセル達はハワイ沖の空母に移動しており、最後にバージルの信号がロストした付近を捜索していました。
なぜかラットもいます。
周囲ではクジラの歌しか確認できず、パーセルは捜索打ち切り命令を出し、帰還しようとしました。
しかしギリギリでラットが「あれはバージルの出す超音波に答えてクジラが歌ってるのでは」と気づき、クジラの居るあたりを捜索することになりました。
ハワイにもシャチいるんですね!てっきり寒い所限定だと思ってました。

ということでバージルは引き上げられ、ジョシュとベックは生還しました。
1週間後、死んだ4人が浮かばれん!とラットは事件のあらましを全世界のネットに流し、「世界の危機を6人の英雄が救った」と世界に知らせるのでした。
「運命は世界と出会い、世界は運命を知る」という彼の独白で映画は終わります。

エンドロールで終了です。

コアが動いてないとやばいよっていうことは学びました。
人類は色んな仕組みに助けられてるんですね。

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